只今pandaに乗れない生活中


by la-panda
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冷たい雨に撃て、約束の銃弾を

映画秘宝の2010年ベスト10にランクインしていたこの映画。
久々に香港ノワールでも堪能しようかな〜ってなノリで借りてきたのですが、
もう男の美学だけで魅せます!といわんばかりの徹底した漢っぷりに感動!
これがジョニー・トーの映像美学というものなら、
ええ、間違いなく、私この監督さん好みです〜〜。
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今までジョニー・トー監督の映画を観てなかった自分に喝を入れるとともに、
彼の過去作品を追っかける事をココに誓います(笑)

マカオで娘家族を惨殺されたフランス人のコステロ(ジョニーアリディ)は
偶然出会った3人の殺し屋クワイ(アンソニーウォン)、チュウ(ラム・ガートン)、フェイロク(ラム・シュ)に、全財産をかけて復讐を依頼する。
しかしコステロに残された記憶の時間はあとわずかだった。。。


復讐劇であるのに、主人公がその復讐心を忘れてしまうという
なんとも空しくなるような展開。
しかし復讐という目的を失っても、果たされて行く男の約束。
これが物語をぐいぐい引っ張ってくれます。

言葉はいらない。次第に男達の絆が深まって行く所を
食事のシーンや銃撃のシーンで徐々に観せていくところがニクイっ!
雨の中男達が奇跡的に落ち合えたシーンでの安堵の表情にジーンとさせられたり。
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多少強引なストーリーであったって(笑)いいのですよ、
一本のスジさえ通ってれば!
そう思わせてくれるほど、
復讐、約束、友情、義理人情、、、
フィルムノワールに活きる男のダンディズムみたいなのを
これでもかと格好つけまくりの映像美で描いてくれるので、
もうただただうっとりさせられるのです。

それだけに銃撃戦のこだわりは凄かった。
森の中月夜の銃撃戦
雨のアパート階段での銃撃戦
ゴミ処理場での銃撃戦
4人の立ち位置がいちいち画になるし、
光の使い方は美しいし、
小道具の使い方はユニークだし。
そうこの小道具ってのが実は爆笑ものだったりするんだけど、その緩さもいいんだよな。
(や、もちろん大真面目だったとは思うが/笑)。

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役者ではアンソニー・ウォンのいぶし銀な魅力が圧倒的でした。
インファナル・アフェアシリーズでもしびれる演技でしたが、
このシリーズの顔でらっしゃるのですね。これは益々他のも観なくてはっ!

もうただただカッコいいしか書いてませんが(いつもの事ですが;)
賛否両論ある終盤の展開、、、私はアリだと思ってます。
コステロを動かしたのは、記憶から蘇った恨みではなく、
心のどこかに残っていた
やるべき事をやり通すという男の信念みたいなものだったのかなと。



ちなみに、脚本が書かれた当初、
コステロはアラン・ドロンの予定だったらしいのだけど、
気に入らなかったのか断ったらしい(笑)
わからなくもないけど、これアラン・ドロンで観てみたかったなあ。
枯れてもなお持ち続ける圧倒的なオーラと色気
きっとラストも納得のキレのある殺し屋を魅せてくれたのではないかなあ。
う〜んちょっと残念。
公式サイトはこちら


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by la-panda | 2011-02-01 03:18 | 映画