ジョニー・トーBEST企画に参加しました
2011年 04月 23日
なかなか映画感想書く気分になれず、ジョニー・トー祭り中断してましたが、
いつも幅広い映画ネタで楽しませてくれる、愛すべき映画達のmicchiiさんが、
ジョニー・トーのベスト作品を募集してらっしゃったので、
それに乗っかった形で一旦区切りをつけようかと。
なんとトーさん作品は70作品以上あるらしい!
その中で私が見たのはたったの12作品、、、
う〜む、トーさん信者への道は遠いよ。というわけで10位から
10.ブレイキングニュース(大事件)
どうやって撮ったんだ?とびっくりの冒頭7分のワンカット長回しシーン!
この銃撃戦だけでも、もう十分見る価値あり。
犯人対警察のメディアを使った駆け引き的展開は、
まあお笑いというか、緊張感は薄いけど、
これぞ香港な、迷路のような高層アパートが舞台なのが面白かった。
そこで飯を食う?な、トーさんお約束のシーンも愛おしい。
強盗団リーダー、リッチー・レンの暖かみあるクールさがよかったけど、
ケリー・チャンの魅力がイマイチなのが惜しかったな。
なんか彼女の猫眼ばかりが印象的で(笑)
9.エレクション(黒社会)
決してスタイリッシュとはいえない(いや映像は間違いなくスタイリッシュなのだが)、
ゴツゴツした感触、
これぞ香港ノワールの本気!を観た感じ。
だいたい銃じゃなく鉈だし;
実際の香港マフィアは銃は使わないのだとか。
古典的な制裁シーンもえげつなかったけど、
権力闘争での男達の迫力の戦いぶりに圧倒されるのだ。
とはいっても一番印象深いのが、歴史を感じる長老達のお茶のシーンだったりする。
ラストはびっくり展開だったけど、
観終わってみればわかりやすい映画。
8.エレクション 死の報復
↑からの2年後再びおこなわれた会長選挙
内部抗争というだけでなく、
香港新時代への黒社会のあり方を問うた、
やるせなさが残るラストがとても印象的で、余韻も半端無かった。
なんといっても、本気になったら堅気の人間の方が怖え〜と思わせる
そこまでやる!?な制裁シーンがとにかく強烈すぎ!
それでもトーさんならではの美学で魅せてるところが凄いんだけど。
とてもじゃないが何度も見る気にはならないけど(笑)、
奥深さや完成度の高さでは忘れられない映画には違い無い。
7.冷たい雨に撃て、約束の銃弾を(復仇)
トーさん映画の入り口となった私的記念すべき?作品。
初見ながら、男の美学炸裂な演出に、
間違いなくこの監督さんは好き!と確信した映画。
邦題は不評だったようだけど、
私はこのクサさが映画を表していて有りだと思ったぞ(笑)
感想はこちらで〜
6.PTU
トーさん映画を知らずにいきなりこの作品を観たなら、
なんじゃこりゃ?な世界だと思うけど、
トーさんファンとなった今ではこれがたまらないのだ〜。
正直ストーリーは大した事無いんだけど、
スタイリッシュな映像美ではこれが一番かも!
夜の香港のファンタジックな美しさと
PTUが自然に組むフォーメーションとが、
いちいちマッチしてカッコいい〜。
ラストなんて、PTUのその構図が撮りたかっただけしょう監督!みたいな(笑)
冒頭の語らずして関係性を観せる演出はさすが!
5.天使の眼 野獣の街
トーさんは製作のみなのですが、
これもエントリーOKということで、入れさせていただきました。
いわゆるなんじゃこりゃ?なシーンはなく、
全編緊張感が溢れる点、
女性目線での普通の感情が込められていて共感しやすい点では、
一般的にはこちらの方がうけると思う。
でも全然知られてないよね;
日本でのリメイクの話はどうなったのだろう?
感想はこちらで〜
4.デッドエンド(暗戦)
映像に古くささはあるものの、
一体なにが起ころうとしているんだ?というストーリー展開に引き込まれる。
なんといっても完全犯罪を仕掛けるアンディ・ラウの魅力全開!
バスの中だけの一瞬の恋人なんて、
そこにアンディがいるから成立するんだよなあ。
このシーンのさりげなさ、恋愛映画見るより、よっぽど胸キュンですぞ。
でもそれ以上に、立場を越えた男の友情ものにメロメロだった私。
ラストの車の中のラウ・チンワンとアンディのやりとり、
その結末とか、粋すぎて泣けるじゃないか〜
このときのアンディの表情が最高です。
、、、っと、アンディアンディ言ってるけど、
個人的には交渉人のラウ・チンワンの方が好き。
というかこの人の存在自体がジョニー・トー映画の香り(笑)
3.スリ(文雀)
ハードボイルドな世界でなく、
こんなこじゃれた映画も撮れるんだなあとトーさんの幅広さに感心!
映像にみる香港の街並のカラフルさと、モノクロ写真に見る香港の人達の表情が素敵!
もともとはミュージカル映画を撮りたかったけど、予算が無かったから、
と、トーさんのコメントにありましたが、まさにそんな感じ。
しかしクライマックスの雨の中のスリ対決のありえない演出ったら!
あんな詩的なスリ対決、他の人には撮れないっしょ!
ヤムヤムの部屋とかオシャレ過ぎっしょ!
自転車に相乗りするいい歳した男達、かわいすぎっしょ!(笑)
2.ミッション/非情の掟(鎮火)
地味な映画だけど、ジョニー・トーここにあり!ともいえる大傑作だと思う。
ちなみに映画秘宝の2000年代ベストで14位にランクインしてるらしい。
静かなのに圧倒的な銃撃戦、スマートな男達の絆の描き方、
他に無いオリジナリティある描き方に惚れまくり。
←部屋にこのポスターまで貼っちゃいました。
(アンソニーウォンの顔が完全に隠れてるのが気に入らないけどこれしかなかった〜)
感想はこちら〜。
1.エグザイル/絆(放・逐)
とにかく大好きなシーンが詰まりまくってるとこうことで
これを一位にしました!
DVDも買って何度も見直してます。
そして何度観てもラストの余韻に浸ってしまう。。。
最近お気に入りはサイモン・ヤムがレストランに登場するシーン。
あの完全にイッちゃってる目というか表情が可笑しくって。
いろいろ観てきて、彼の役者の幅広さにはほんと感心するけど、
このヤムヤムの脂ぎった色気は圧倒的。胸元の花が似合いすぎ(笑)
ちなみに最近インファナルアフェア2もひっさびさに見直したのだけど、
フランシス・ンがどう見ても同じ人にみえない〜
彼もすごい役者だなあ。
話がそれたけど感想はこちら〜。
まだ投票間に合うのかな?あまり観てなくてもベスト3とかでも大丈夫らしいので、
興味のある方はぜひご参加を!
こちらのコメント欄で受けつけてらっしゃいます。
いつも幅広い映画ネタで楽しませてくれる、愛すべき映画達のmicchiiさんが、
ジョニー・トーのベスト作品を募集してらっしゃったので、
それに乗っかった形で一旦区切りをつけようかと。
なんとトーさん作品は70作品以上あるらしい!
その中で私が見たのはたったの12作品、、、
う〜む、トーさん信者への道は遠いよ。というわけで10位から
10.ブレイキングニュース(大事件)
どうやって撮ったんだ?とびっくりの冒頭7分のワンカット長回しシーン!
この銃撃戦だけでも、もう十分見る価値あり。
犯人対警察のメディアを使った駆け引き的展開は、
まあお笑いというか、緊張感は薄いけど、
これぞ香港な、迷路のような高層アパートが舞台なのが面白かった。
そこで飯を食う?な、トーさんお約束のシーンも愛おしい。
強盗団リーダー、リッチー・レンの暖かみあるクールさがよかったけど、
ケリー・チャンの魅力がイマイチなのが惜しかったな。
なんか彼女の猫眼ばかりが印象的で(笑)
9.エレクション(黒社会)
決してスタイリッシュとはいえない(いや映像は間違いなくスタイリッシュなのだが)、
ゴツゴツした感触、
これぞ香港ノワールの本気!を観た感じ。
だいたい銃じゃなく鉈だし;
実際の香港マフィアは銃は使わないのだとか。
古典的な制裁シーンもえげつなかったけど、
権力闘争での男達の迫力の戦いぶりに圧倒されるのだ。
とはいっても一番印象深いのが、歴史を感じる長老達のお茶のシーンだったりする。
ラストはびっくり展開だったけど、
観終わってみればわかりやすい映画。
8.エレクション 死の報復
↑からの2年後再びおこなわれた会長選挙
内部抗争というだけでなく、
香港新時代への黒社会のあり方を問うた、
やるせなさが残るラストがとても印象的で、余韻も半端無かった。
なんといっても、本気になったら堅気の人間の方が怖え〜と思わせる
そこまでやる!?な制裁シーンがとにかく強烈すぎ!
それでもトーさんならではの美学で魅せてるところが凄いんだけど。
とてもじゃないが何度も見る気にはならないけど(笑)、
奥深さや完成度の高さでは忘れられない映画には違い無い。
7.冷たい雨に撃て、約束の銃弾を(復仇)
トーさん映画の入り口となった私的記念すべき?作品。
初見ながら、男の美学炸裂な演出に、
間違いなくこの監督さんは好き!と確信した映画。
邦題は不評だったようだけど、
私はこのクサさが映画を表していて有りだと思ったぞ(笑)
感想はこちらで〜
6.PTU
トーさん映画を知らずにいきなりこの作品を観たなら、
なんじゃこりゃ?な世界だと思うけど、
トーさんファンとなった今ではこれがたまらないのだ〜。
正直ストーリーは大した事無いんだけど、
スタイリッシュな映像美ではこれが一番かも!
夜の香港のファンタジックな美しさと
PTUが自然に組むフォーメーションとが、
いちいちマッチしてカッコいい〜。
ラストなんて、PTUのその構図が撮りたかっただけしょう監督!みたいな(笑)
冒頭の語らずして関係性を観せる演出はさすが!
5.天使の眼 野獣の街
トーさんは製作のみなのですが、
これもエントリーOKということで、入れさせていただきました。
いわゆるなんじゃこりゃ?なシーンはなく、
全編緊張感が溢れる点、
女性目線での普通の感情が込められていて共感しやすい点では、
一般的にはこちらの方がうけると思う。
でも全然知られてないよね;
日本でのリメイクの話はどうなったのだろう?
感想はこちらで〜
4.デッドエンド(暗戦)
映像に古くささはあるものの、
一体なにが起ころうとしているんだ?というストーリー展開に引き込まれる。
なんといっても完全犯罪を仕掛けるアンディ・ラウの魅力全開!
バスの中だけの一瞬の恋人なんて、
そこにアンディがいるから成立するんだよなあ。
このシーンのさりげなさ、恋愛映画見るより、よっぽど胸キュンですぞ。
でもそれ以上に、立場を越えた男の友情ものにメロメロだった私。
ラストの車の中のラウ・チンワンとアンディのやりとり、
その結末とか、粋すぎて泣けるじゃないか〜
このときのアンディの表情が最高です。
、、、っと、アンディアンディ言ってるけど、
個人的には交渉人のラウ・チンワンの方が好き。
というかこの人の存在自体がジョニー・トー映画の香り(笑)
3.スリ(文雀)
ハードボイルドな世界でなく、
こんなこじゃれた映画も撮れるんだなあとトーさんの幅広さに感心!
映像にみる香港の街並のカラフルさと、モノクロ写真に見る香港の人達の表情が素敵!
もともとはミュージカル映画を撮りたかったけど、予算が無かったから、
と、トーさんのコメントにありましたが、まさにそんな感じ。
しかしクライマックスの雨の中のスリ対決のありえない演出ったら!
あんな詩的なスリ対決、他の人には撮れないっしょ!
ヤムヤムの部屋とかオシャレ過ぎっしょ!
自転車に相乗りするいい歳した男達、かわいすぎっしょ!(笑)
2.ミッション/非情の掟(鎮火)
地味な映画だけど、ジョニー・トーここにあり!ともいえる大傑作だと思う。
ちなみに映画秘宝の2000年代ベストで14位にランクインしてるらしい。
静かなのに圧倒的な銃撃戦、スマートな男達の絆の描き方、
他に無いオリジナリティある描き方に惚れまくり。
←部屋にこのポスターまで貼っちゃいました。
(アンソニーウォンの顔が完全に隠れてるのが気に入らないけどこれしかなかった〜)
感想はこちら〜。
1.エグザイル/絆(放・逐)
とにかく大好きなシーンが詰まりまくってるとこうことで
これを一位にしました!
DVDも買って何度も見直してます。
そして何度観てもラストの余韻に浸ってしまう。。。
最近お気に入りはサイモン・ヤムがレストランに登場するシーン。
あの完全にイッちゃってる目というか表情が可笑しくって。
いろいろ観てきて、彼の役者の幅広さにはほんと感心するけど、
このヤムヤムの脂ぎった色気は圧倒的。胸元の花が似合いすぎ(笑)
ちなみに最近インファナルアフェア2もひっさびさに見直したのだけど、
フランシス・ンがどう見ても同じ人にみえない〜
彼もすごい役者だなあ。
話がそれたけど感想はこちら〜。
まだ投票間に合うのかな?あまり観てなくてもベスト3とかでも大丈夫らしいので、
興味のある方はぜひご参加を!
こちらのコメント欄で受けつけてらっしゃいます。
by la-panda
| 2011-04-23 06:25
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