X-MEN:ファースト・ジェネレーション
2011年 10月 21日
プロフェッサーXとマグニートーはいかにして敵対関係に至ったのか。
マグニートーはなぜあの仮面を被り
プロフェッサーXはなぜ車椅子となったのか。
ついでになぜツルツル頭になったのかも明かされる(笑)
『キック・アス』のマシュー・ヴォーン監督によるXメン誕生ストーリー。
ソ連との冷戦が続く1960年代アメリカ。
遺伝子突然変異を研究する大学教授のチャールズ(ジェームズ・マカヴォイ)は、
テレパシー能力を持つミュータント。
CIAの協力要請を受け、世界征服を目論むヘルファイアクラブを調査していた。
一方、ユダヤ人収容所でこのヘルファイアクラブのリーダーショウ(ケビン・ベーコン)に母親を殺されていた過去を持つ、
金属を操るミュータントのエリック(マイケル・ファスベンダー)もまた、
復讐のためショウを追っていた。
X-メンシリーズで私が観てるのは1と2のみですが、
ダントツでこの作品が好き。
人間との共存を目指すプロフェッサーXと
人間を支配しようとするマグニートーが
かつて同じ仲間だった頃のお話。
今回はこの二人の出会いと別れを
じっくりと描いたヒューマンドラマ(じゃなくてミュータントドラマか)
だったので、いろんな事がすとんと腑に落ちました。
そして若き二人がとても人間臭くて魅力的なキャラクターだけに、
いずれ敵対関係になるとわかって観る
二人の友情物語に、胸を熱くせずにはいられなかったのだ(涙)。
シリーズでは私の好きなパトリック・スチュワートが
プロフェッサーXを演じてたので、
あの冷静で人格者っぽい雰囲気は好きでしたが、
イマイチ中身が見えてこない人物像でもありました。
しかしマカヴォイ君演じる若き頃は
意外にもチャラ男でナンパ男だったってのがいいじゃないか(笑)。
その能天気さ?で
他のミュータント達の能力を覚醒させていくシーンは
特にワクワクさせられた所。
人間の中でひっそりと暮らしていたミュータント達が、
仲間との出会いで目覚め、感情をコントロールすることで能力を開花させていく。
(ここのモンタージュシーンは秀逸!)
その間、それぞれの心の動きが写しだされて行く様が興味深いのだけど、
結果、ミュータントとしての誇りを取り戻しながらも、
それぞれが別の思想をもった生き方を選択していく。
彼らの方向性の違いは、
生い立ちや特殊能力の違いというのもあるけど、
人間とのかかわりあい、差別という問題が大きく絡んでいるだけに
テーマは重いんだよな。
人間vsミュータント、ミュータントvsミュータント。
善悪でない対立を産んでいった背景というのがほんとに切なかった。
特にエリックの心の闇と
レイブン(後のミスティーク)の心の揺れは丁寧に描かれてるだけに、
悲しくも説得力あるラストでした。
これを観てからあらためてシリーズを見直すと、
マグニートー側が愛おしくて応援してしまいそう。
しかしさすがマシュー・ヴォーン監督。
随所に映像センスが光ってますな。
キューバ危機という歴史の出来事にうまく絡める手腕も含め、
ミュータント達のぞれぞれの見せ場を盛り込んだアクションシーンは
スリルあり、スピード感あり、
飛ぶシーンも爽快感あり!
ヒール役が定着してきたケビン・ベーコンの存在感もいいなあ。
お付きのミュータントは強すぎでしょ(笑)
この人ほんといつからか老けなくなってますね。
年を重ねるほど、益々いい俳優さんになってるわあ。
エンディングのテイク・ザットの曲が、哀愁ある曲でなかなか似合ってたので、
予告編じゃなくてこれをリンクしちゃおう。
強引に話を持って行きますが、
ミュータント達の苦悩というお話は
妖怪人間ベムもだよなあと。
以前にも記事にしましたが、
私はこのアニメ大好きなんです。
人間になりたい!少しでも近づき理解してもらいたい。
その想いと正義感で、毎度人間のために命をかけて戦うのに、
人間には脅威でしかない妖怪人間。
誰も理解してくれないその寂しさ。
アニメの最後では3人が一緒の道を選びますが、
Xメン的にはプロフェッサーXはベム、
マグニートーはベラがという対立もありかも。
でもそこはベロがいたからそうならなかったんだろうな。
っと勝手な想像をしてみました(笑)
今回ドラマ化しましたが、その辺りは描かれるのか否か。
や、難しいだろうなあ。
だって3人のビジュアル、メイクしてても美しいですから。
まあそれを言ったらXメンも美男美女ぞろいか(笑)
マグニートーはなぜあの仮面を被り
プロフェッサーXはなぜ車椅子となったのか。
ついでになぜツルツル頭になったのかも明かされる(笑)
『キック・アス』のマシュー・ヴォーン監督によるXメン誕生ストーリー。
ソ連との冷戦が続く1960年代アメリカ。
遺伝子突然変異を研究する大学教授のチャールズ(ジェームズ・マカヴォイ)は、
テレパシー能力を持つミュータント。
CIAの協力要請を受け、世界征服を目論むヘルファイアクラブを調査していた。
一方、ユダヤ人収容所でこのヘルファイアクラブのリーダーショウ(ケビン・ベーコン)に母親を殺されていた過去を持つ、
金属を操るミュータントのエリック(マイケル・ファスベンダー)もまた、
復讐のためショウを追っていた。
X-メンシリーズで私が観てるのは1と2のみですが、
ダントツでこの作品が好き。
人間との共存を目指すプロフェッサーXと
人間を支配しようとするマグニートーが
かつて同じ仲間だった頃のお話。
今回はこの二人の出会いと別れを
じっくりと描いたヒューマンドラマ(じゃなくてミュータントドラマか)
だったので、いろんな事がすとんと腑に落ちました。
そして若き二人がとても人間臭くて魅力的なキャラクターだけに、
いずれ敵対関係になるとわかって観る
二人の友情物語に、胸を熱くせずにはいられなかったのだ(涙)。
シリーズでは私の好きなパトリック・スチュワートが
プロフェッサーXを演じてたので、
あの冷静で人格者っぽい雰囲気は好きでしたが、
イマイチ中身が見えてこない人物像でもありました。
しかしマカヴォイ君演じる若き頃は
意外にもチャラ男でナンパ男だったってのがいいじゃないか(笑)。
その能天気さ?で
他のミュータント達の能力を覚醒させていくシーンは
特にワクワクさせられた所。
人間の中でひっそりと暮らしていたミュータント達が、
仲間との出会いで目覚め、感情をコントロールすることで能力を開花させていく。
(ここのモンタージュシーンは秀逸!)
その間、それぞれの心の動きが写しだされて行く様が興味深いのだけど、
結果、ミュータントとしての誇りを取り戻しながらも、
それぞれが別の思想をもった生き方を選択していく。
彼らの方向性の違いは、
生い立ちや特殊能力の違いというのもあるけど、
人間とのかかわりあい、差別という問題が大きく絡んでいるだけに
テーマは重いんだよな。
人間vsミュータント、ミュータントvsミュータント。
善悪でない対立を産んでいった背景というのがほんとに切なかった。
特にエリックの心の闇と
レイブン(後のミスティーク)の心の揺れは丁寧に描かれてるだけに、
悲しくも説得力あるラストでした。
これを観てからあらためてシリーズを見直すと、
マグニートー側が愛おしくて応援してしまいそう。
しかしさすがマシュー・ヴォーン監督。
随所に映像センスが光ってますな。
キューバ危機という歴史の出来事にうまく絡める手腕も含め、
ミュータント達のぞれぞれの見せ場を盛り込んだアクションシーンは
スリルあり、スピード感あり、
飛ぶシーンも爽快感あり!
ヒール役が定着してきたケビン・ベーコンの存在感もいいなあ。
お付きのミュータントは強すぎでしょ(笑)
この人ほんといつからか老けなくなってますね。
年を重ねるほど、益々いい俳優さんになってるわあ。
エンディングのテイク・ザットの曲が、哀愁ある曲でなかなか似合ってたので、
予告編じゃなくてこれをリンクしちゃおう。
強引に話を持って行きますが、
ミュータント達の苦悩というお話は
妖怪人間ベムもだよなあと。
以前にも記事にしましたが、
私はこのアニメ大好きなんです。
人間になりたい!少しでも近づき理解してもらいたい。
その想いと正義感で、毎度人間のために命をかけて戦うのに、
人間には脅威でしかない妖怪人間。
誰も理解してくれないその寂しさ。
アニメの最後では3人が一緒の道を選びますが、
Xメン的にはプロフェッサーXはベム、
マグニートーはベラがという対立もありかも。
でもそこはベロがいたからそうならなかったんだろうな。
っと勝手な想像をしてみました(笑)
今回ドラマ化しましたが、その辺りは描かれるのか否か。
や、難しいだろうなあ。
だって3人のビジュアル、メイクしてても美しいですから。
まあそれを言ったらXメンも美男美女ぞろいか(笑)
by la-panda
| 2011-10-21 13:09
| 映画