只今pandaに乗れない生活中


by la-panda
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『ドライヴ』

このチラシを手に取った瞬間、その雰囲気に惚れ、
絶対観に行くと決めた一本でしたが、その勘は大当たり!
現時点で今年度ベストに入る事には間違いなさそう。
c0004181_1635492.jpg

昼間は自動車整備工、時々カースタントマン、夜は強盗の逃がし屋という、
名も無き孤独男の純愛を描いたクライムサスペンス。

というわりに、超絶バイオレンスがてんこ盛りなフィルムノワールでもあったわけですが;
うん、やっぱりこれは愛する人を守るべく戦った男のラブストーリーなんだろうな。

「その5分間に何が起きようと必ず待ってる。
だが5分過ぎたら面倒は見ない。銃は持たない。運転だけだ」


この見事な仕事っぷりを見せる冒頭の逃走シーンからしてもうしびれまくり!

幻想的なライティングで見せる美しい夜の街並を
息を潜めながら時には忍者のように身を隠し、時にはダッシュしたりと、
まるで生き物のように逃げ走る車。
無線と交差するラジオの音、近づくサイレン音、
じわじわ緊張感をあげてくるBGM。
からの〜突然のトップギアのエンジン音!!!

何これ、かっちょええええ〜!(すでにノックアウト/笑)

ストーリーは単純なんだけど、
余計な事は説明せず、台詞少なめで映像でわからせる監督のこだわり描写がスマート。
映像の陰影、静寂を守った音楽の印象的な入れ方、緩急つけたカメラワークで見せる
静と動のコントラストがとにかく印象的。
c0004181_1663527.jpg

それはロマンスとバイオレンスとのコントラストでもあり、
それを1テイクで描き切った
エレベーターシーンは忘れられない名シーンであります。

しかし突然起こるバイオレンスシーンはほんと心臓に悪いわ〜。
まあ目を覆いたくなるといっても突然過ぎてそんな時間もありませんけど(笑)
韓国映画的にねちねちとは描かないので、意外にさらっと終わってくれるのが救い。
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ライアン・コズリングの表情からにじみ出る悲哀っぷりも素敵。
過去に抱えてきたものの大きさを想像してしまうので、
彼の突飛な行動にも妙に納得してしまいます。
この人『ラースとその彼女』の主人公たったんですねえ。
同一人物と知ってビックリだったけど、
孤独男の哀愁を演じさせたら天下一品という所は確かに共通してるなと。
(この映画、めちゃくちゃ泣いた覚えが:→)

そんなドライバーに愛された人妻ヒロインを演じた
キャリー・マリガンの目の表情がもう、かわいいっかわいいっ!
これは惚れますよ、守ってあげたくなりますよ。
不幸な人妻だからこそ余計に。なんだよね?(笑)

c0004181_16112220.jpg悪〜い人達の面構えがまたよかったですねえ。
特にロン・バールマン!この人、この顔だけですべて持ってっちゃうね(笑)

というわけで私はべた褒めしてますが、好みは別れてるみたい。
内容薄いしバイオレンスもあんなに描く必要があったのかと言われれば確かにそうだし。
でも雰囲気だけの映画に終わらないパワーがそこから発せられてたような気もする。

カンヌで監督賞も受賞したニコラス・ウィンディング・レフン監督(名前覚えにくっ)
なんにせ今後も楽しみな監督さんです!

映画帰りの夜道、すっかり酔いしれた私はパンダ号をついついかっ飛ばしていました。
まあ、格好付けたって、そんな色気のある車じゃあないですが。
たとえ60キロでも100キロオーバーな感覚で走れる「ワイルドだろ〜」な車なんですよ(笑)
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by la-panda | 2012-05-13 16:37 | 映画