只今pandaに乗れない生活中


by la-panda
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最近観て面白かった映画覚え書き

『ホーリーモーターズ』(劇場鑑賞)
c0004181_0271436.jpgレオス・カラックスの13年ぶりの新作は映画を描いた映画。
そして怪作(笑)
リムジンで移動しながら、アポをこなすかのように、
次々と様々な役を断片的に演じ続ける、
男の一日を描く。
そのシーンは作りもののようでもあり、
現実のようでもありなんともSFチック。

老婆、父親、臨終前の老人など色々だけど、
花、金、ゆびまで食べちゃう怪人は強烈やし、
CGのためのモーションキャプチャーはやけに人間臭いし、
暗殺者の場面でそっくりな二人が倒れるシーンはただただシュール。
最高にかっこいいPV風のインターミッションもありましたな。

何と言っても、ドニ・ラヴァンの変貌ぶりにびっくり!
シーンそれぞれに引き込まれ、その都度感情を揺さぶられるので、
見終わったら一度に沢山の映画を見た気分に。
だけど、それは劇中にもあった台詞、
行為の美しさに魅了されただけなのか。
合間のリムジンでの着替えやメイクアップのシーンで、
どこか役を引きずる役者の悲哀を感じたのが、
実は一番印象的だったともいえる。
冒頭のシーンを考えると、これは監督の複雑な心の中ってことかな。
そういや冒頭の顔の見えない観客の画こわかったなあ。



『LAギャングストーリー』(劇場鑑賞)
c0004181_0274378.jpgゾンビランドのルーベン・フライシャー監督が、
50年代LAを舞台にしたギャングvs警察の闘争を、
POPでカラフルに描いたノワール作品。
実話ベースなのに、リアルさ渋さでなく、
あえて善悪クッキリ作り物っぽく描いた世界観は逆に新鮮。
緊張感というより、むしろコメディ?と思うようなユルさもあり、
メンバーが集められるシーンのワクワク感とか楽しめた。
でもノワールの醍醐味である男の悲哀度がイマイチな分、
個人的萌え度は低かったかなあ。
ライアン・ゴズリングの色気は最高だけどね♪♪♪



『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日間』(レンタル鑑賞)
c0004181_028594.jpgトラとのサバイバル劇と思いきや、こんな深いお話だったとはっ!
どちらが真実か?というより、
完全にシンクロしている二つのストーリーを知り、
ラストは唖然としてしまった。
だけどファンタジックな映像美にとことんこだわった理由に納得。
美しくあればあるほど、
パイにとって残酷すぎた現実があとから効いてくる。
これはさすがに劇場で見れなくて後悔した。

信仰心だとか、教訓だとか、人それぞれの捉え方があるだろうけど、
純粋に自然の神秘、生命の力強さ、
そして過酷な状況でも希望を持たせる、
人間のイマジネーション力の凄さを感じた。

トラのラストシーンの意味を知りたくて、
久々に色んな人のレビューを読みあさってみてそれも面白かったな。
とにかく余韻を残す素晴らしい作品!
ちなみにこれでアン・リー監督はアカデミー監督賞受賞だそうだ。



『奪命金』(劇場鑑賞)
c0004181_0282780.jpgなかなか劇場公開のない待望のジョニー・トー作品は金融サスペンスもの。
そしてそれに翻弄される人々の群像劇。
入り混じる3つのお話はサスペンス風でもあり、
普通の日常風景でもあり、
コメディ展開でもあり、
あとラウ・チンワンが今回義理堅く憎めないかわいい役どころで登場し、
魅力満点だけど、そのキャラも含めてトータルで変な映画になってます(←褒めてます/笑)。
しかし銃撃戦がなくとも緊張感ある演出はさすが。
一般の人がリスクの高い投資に足を踏み入れるシーンでの、
繰り返しのやり取りの怖さ等、ドキドキもんだった。

この悲しげで美しいピアノ曲がすごくあってたな。

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by la-panda | 2013-06-17 00:43 | 映画 | Comments(0)