只今pandaに乗れない生活中


by la-panda
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30

「ディナーラッシュ」


「王様のレストラン」という三谷幸喜脚本のドラマにハマったことがあります。
かつては一流のだったのに、すっかり落ちぶれてしまったフレンチレストランを、伝説のギャルソンが立て直していくというシチュエーションコメディ。
経営者も従業員もダメダメな人間が大集合というキャラ設定がとても可笑しかったのですが、このドラマが好きな点はもう一つ、
レストランには支配人がいて、オーナーがいて、ギャルソンが、シェフが、ソムリエがと、、、と多くのプロフェッショナルがいて成り立つという仕組みをしっかり描いていた所でした。
そして毎度起こる厨房のドタバタと、それを何もしらずに美味しそうに食べる客達という図の対比が面白かったなあと、この映画をみてふと思い出しました。

この「ディナーラッシュ」という映画は、オープニングからしてマフィア映画風なのですが、その中身はNYの超人気イタリアンレストランで起こる一晩の出来事を描いた群像劇です。

c0004181_152843.jpgオーナー2人の息子シェフの関係から、店の内情もいろいろ見えてくるのですが、
それでも一晩に200人以上が訪れる店とあって、その客達をもてなすスタッフ達の仕事ぶりはお見事。
喧騒な厨房のキリキリしたコック達
その厨房と客席を行ったり来たりするウェイトレス
雑学&賭け事で客を楽しませるバーテンダー等、
それぞれのポジションの描き方にも色があり、活気ある店内が描かれていました。
(勤務態度が最悪なのも数名おりましたが、才能あれば良しなのね;笑)

c0004181_151284.jpgさらに同時進行で描かれる客席の様子や会話が面白い。
いたって普通の風景ではありますが、
口うるさい親父に、料理批評家、人間ウォッチングの好きなサラリーマン、そして刑事マフィア達、、、と登場する面々のキャラが立っています。

これら店側と客側の対比がテンポよく描かれていくのですが、正直終盤近くまで、一体どう収集がつくのかな?と少し不安に思いつつ観ていました(笑)。
しかしやがて徐々に関係性が見えてきて、全く予想できないラストへ向かいます。

そうか!そういうことだったのかあああ!
、、、っと、期待せずに観たから、ちょっとしたやられた感を味わえてニンマリ。
こりゃみっけもんの映画でしたね〜。さすが、オーナー役がマフィア映画常連のダニー・アイエロなわけだ。

あっ、でもまだ未見の方は、どうか期待せずにご覧くださいませ。期待しすぎると肩すかしかもしれないので(笑)。

このレストランは実在するらしく、監督はここの経営者でもあるそうです。
映像はさすがMTV出身の人というだけあって、とてもスタイリッシュだし、音楽もいい
ただ、残念ながら料理は美味しそうには見えなかったという;
これどうやって食べるの?ってな料理も出てきますし(笑)。
多分、レストランの店内の映像とメリハリをつけるためか、厨房が蛍光灯下のような青みがかった映像になっていたからかも知れません。
(よく食卓はブルー色にしない方がいいっていいますもんね。美味しく見えないから)

勝手な思い込みですが、イタリア料理はやっぱ赤色なのが美味しそう。
そしてお上品に食べるでなく、ガツガツと食べるものではないかと。
「グラン・ブルー」ジャン・レノみたいに、ガツガツとね。
ああ、スパゲッティ食べたくなってきた〜。

監督:ボブ・ジラルディ
キャスト:ダニー・アイエロ、エドアルド・バレリーニ、カーク・アセヴェド
製作年:2001年(米)
[PR]
by la-panda | 2005-10-28 01:49 | 映画