「スクール・オブ・ロック」
2005年 01月 14日
昨年度公開作品、勝手にベスト5の続きです。今日は1位「スクール・オブ・ロック」。
これはもう主人公演じるジャック・ブラックの怪演なしにはありえない作品でしょう。
ロック命の暑苦しい男&お利口なお子様達が作る音。
ロックとは?とか、教育とは?とか考える事はなく、ただ何か無性に熱くなる、笑えるそんな映画です。
いつまでたっても売れないバンドのギタリストデューイは、自分のバンドさえ首になり、家賃を払う金もない。なんとか金をつくろうと、こっそり小学校の代用教員をやってる友人ネッドになりすまし、教員に。(なんと名門学校)そこで生徒達の音楽的才能をみこんだデューイは、バンドバトルで優勝して賞金を手にしようと、彼等を自分のバンドメンバーとして仕込んでいくのですが、、、。
ストーリーはいらんところはぶち抜いてて(笑)ラストまで一気に走っていきます。でも一つ一つのシーンはしっかりみせてくれて、子供達とのセッションのシーンなんかも、長回しのドキュメンタリーを観てるようで、楽曲ができるワクワク感が味わえます。デューイが作った「家賃伝説」という全く自己満足な曲(笑)さえ、丸々一曲歌わせてますが、彼の自己中さと大人げない可愛さ?を表していて、何故か妙に笑えるんですよねえ。
好きなシーンはラモーンズの曲にのせた、ロック史やパフォーマンスの授業風景。あの板書を私もノートに写したい!(笑)。
自分が聴いてきた80年代(MTV世代)から今にいたるロックがデューイに否定されているのが寂しい所ですが、ロックへの愛が詰ってる映画なので、その辺あまり気にならないです。
そしてラストのはじけたライブシーンは最高。これが子供達の実際の演奏というから凄い。本番前のミーティングシーンにもグっときます。
印象にのこったキャストは友人ネッド。脚本書いた人らしいですが、この人のせつな〜い表情がよかった。ただ吹き替えはだめ。イメージが違うよ〜。
ちょっと横にそれますが、最近「シュレック1、2」と観ました。これはディズニーのお伽話を皮肉った、ブラック風なところがおもしろいのですが、何かすっきりしないものが残る映画でした。
このレビューを書いてて思ったんですが、シュレックとフィオナ姫は、容姿は重要でないとしながら、結局コンプレックスをぬぐいきれてない感じがしたんですね。美と醜、あなたはどっち?なんて、そんな極論だあっ。
デューイは怪物と比較するものでもないのですが(笑)、ルックスがなんぼものんじゃー!ロックがあればそれでいい!といった生き方。(自称セクシーなデブ)
自分のルックスを気にしていた生徒も彼の言葉で自信をつけていきます。
そして最後のライブでは、あんなに暑苦しい男が何故かかっこよく見えてくる不思議(笑)。こっちの方が、容姿は重要でないことが伝わるんですねえ。いやこの映画にそんな意図はないでしょうけど(笑)。
DVDの特典にはLED ZEPPELINの「移民の歌」の使用許可を願う映像があるんですが、笑えます。ジミーペイジはこれみて本当に許可したらしいです。
なんでもやってみるもんですなあ(笑)。
個人的にはストーンズの曲を使ってほしかったなあ。
監督 :リチャード・リンクレイター
脚本 :マイク・ホワイト
キャスト:ジャック・ブラック、ジョーン・キューザック、マイク・ホワイト
これはもう主人公演じるジャック・ブラックの怪演なしにはありえない作品でしょう。
ロック命の暑苦しい男&お利口なお子様達が作る音。
ロックとは?とか、教育とは?とか考える事はなく、ただ何か無性に熱くなる、笑えるそんな映画です。
いつまでたっても売れないバンドのギタリストデューイは、自分のバンドさえ首になり、家賃を払う金もない。なんとか金をつくろうと、こっそり小学校の代用教員をやってる友人ネッドになりすまし、教員に。(なんと名門学校)そこで生徒達の音楽的才能をみこんだデューイは、バンドバトルで優勝して賞金を手にしようと、彼等を自分のバンドメンバーとして仕込んでいくのですが、、、。
ストーリーはいらんところはぶち抜いてて(笑)ラストまで一気に走っていきます。でも一つ一つのシーンはしっかりみせてくれて、子供達とのセッションのシーンなんかも、長回しのドキュメンタリーを観てるようで、楽曲ができるワクワク感が味わえます。デューイが作った「家賃伝説」という全く自己満足な曲(笑)さえ、丸々一曲歌わせてますが、彼の自己中さと大人げない可愛さ?を表していて、何故か妙に笑えるんですよねえ。
好きなシーンはラモーンズの曲にのせた、ロック史やパフォーマンスの授業風景。あの板書を私もノートに写したい!(笑)。
自分が聴いてきた80年代(MTV世代)から今にいたるロックがデューイに否定されているのが寂しい所ですが、ロックへの愛が詰ってる映画なので、その辺あまり気にならないです。
そしてラストのはじけたライブシーンは最高。これが子供達の実際の演奏というから凄い。本番前のミーティングシーンにもグっときます。
印象にのこったキャストは友人ネッド。脚本書いた人らしいですが、この人のせつな〜い表情がよかった。ただ吹き替えはだめ。イメージが違うよ〜。
ちょっと横にそれますが、最近「シュレック1、2」と観ました。これはディズニーのお伽話を皮肉った、ブラック風なところがおもしろいのですが、何かすっきりしないものが残る映画でした。
このレビューを書いてて思ったんですが、シュレックとフィオナ姫は、容姿は重要でないとしながら、結局コンプレックスをぬぐいきれてない感じがしたんですね。美と醜、あなたはどっち?なんて、そんな極論だあっ。
デューイは怪物と比較するものでもないのですが(笑)、ルックスがなんぼものんじゃー!ロックがあればそれでいい!といった生き方。(自称セクシーなデブ)
自分のルックスを気にしていた生徒も彼の言葉で自信をつけていきます。
そして最後のライブでは、あんなに暑苦しい男が何故かかっこよく見えてくる不思議(笑)。こっちの方が、容姿は重要でないことが伝わるんですねえ。いやこの映画にそんな意図はないでしょうけど(笑)。
DVDの特典にはLED ZEPPELINの「移民の歌」の使用許可を願う映像があるんですが、笑えます。ジミーペイジはこれみて本当に許可したらしいです。
なんでもやってみるもんですなあ(笑)。
個人的にはストーンズの曲を使ってほしかったなあ。
監督 :リチャード・リンクレイター
脚本 :マイク・ホワイト
キャスト:ジャック・ブラック、ジョーン・キューザック、マイク・ホワイト
by la-panda
| 2005-01-14 01:23
| 映画