只今pandaに乗れない生活中


by la-panda
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夢のチョコレート工場


ティム・バートンの「チャーリーとチョコレート工場」にはオリジナル版が存在しますが、
それがこの「夢のチョコレート工場」
35年前に制作された、ミュージカル仕立ての作品で、ウィリー・ウォンカはジーン・ワイルダーが演じています。
少々脚色された所もありますが、ヨーロッパ的な香りというか、原作の持ち味はオリジナル版の方が近いと感じました。

以下バートン版と比較という視点で、項目別に感想を。(ネタバレありますが、読んで観ても問題ないかと)


【チョコレート工場】
まずは入り口にあるどんどん字の小さくなる契約書に笑いました。こういう皮肉りが随所に観られるのが楽しい〜。
セットはバートン版を観た後だけに、さすがにちゃっちく見えてしまいましたが(笑)、ああ、当時の子供達が頭の中で想像する世界って、きっとこんななんだろうなあと思わせるようなアイデアに溢れていて、そのユルサは観てて心地良かったです。
発明の部屋なんて、まるでウォレスとグルミットに出てくるようなバカバカしくもおかしな発明器具ばかりだし(笑)。
残念な点はチョコレートの川が美味しそうじゃなかった所でしょうか(笑)。

【ウンパルンパ】
登場するときの派手な演出は何もなく、皆のそのそと地味〜に出てくるんですが(笑)、結構インパクトあります。
イメージと等身大の人が何人も演じているので、それぞれに表情や個性があって味わいがありましたね〜。
歌は全編同じ調子ですが、このメロディはちょっと不気味で可笑しくて、しばらく頭から離れず困りました(笑)。


【ウィリー・ウォンカ氏】
結局謎の人物のままなんですが、ジョニー・デップ演じた、中身が子供のままのようなウィリー・ウォンカとは違い、変わり者ではあるけど、大人のたたずまいがある工場経営者って感じでした。
意外にもウォンカ氏が歌うシーンが結構あるのですが、ここは少々退屈なところも、、、(笑)。あっ、登場シーンはこちらの方が好きです。

【悪い子達】
皆小憎たらしかったけど、それでも子供らしさがあったなあ。
工場内で痛い目に遭ってしまうブラックテイストがこのお話の見所ですが、
オリジナル版のはその懲らしめ方にちょっと間抜けさやユーモアが感じられて、笑って観てられました。ほとんど自爆に近いし(笑)。
まあこのあたりはティム・バートンからすると、あまっちょろいよ!って思うところなんでしょうけどね(笑)。

【チャーリー】
バートン版に比べると、チャーリーという子の素朴さや純真さが伝わりやすかったです。チャーリーの住む環境は、その貧しさも伝わるだけに、拾ったお金で買ったチョコレートを大口でぺろりと食べるシーンにも、突っ込むどころか、逆にジーンとしてしまった。こんな食べ方一度してみたかっただろうなあって。
(ちなみに残ったお金でもう一枚買ったチョコからチケットが出てきます)
あと原作にもバートン版にもないシーンに、チャーリーとおじいちゃんがウォンカ氏に内緒で、飲んだら宙に浮く炭酸ジュースを飲んじゃって、危うくやばいことになりかけるシーンが。
それを知っていたウォンカ氏は二人を家に帰そうとしますが、チャーリーのある行動で彼を後継者とすることに。
この辺りがストーリーとしてとても受け入れやすかった。ただ最後まで何もせず残ったラッキーな子というわけではなかったんですね〜。

【家族愛】
特別テーマにしている風ではないのですが、
チャーリーが誕生日にもらったチョコレートを家族に配っても、誰も食べなかったシーンや、おじいちゃんとのダンスシーン、あと母の歌etc...チャーリーが「家族が大事」と口にせずとも家族愛が感じられるシーンがしっかり描かれていて、観てて暖かい気持ちになりました。

というわけで、バートン版に比べると派手さもないし、大人には物足りないかもしれませんが、子供と一緒に観るなら、こちらの方がほのぼのしてていいかな〜なんて思います。あっ、でもこれって吹き替え無いみたいだけど;(笑)。

監督:メル・スチュアート
原作・脚本:ロアルト・ダール
キャスト:ジーン・ワイルダー、ジャック・アルバートソン、ピーター・オストラム
製作年:1971年(米)

前の記事で、監督名を間違っておりました。すみません〜。
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by la-panda | 2006-02-22 00:54 | 映画