只今pandaに乗れない生活中


by la-panda
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2004年 12月 10日 ( 1 )


今年度観た映画、勝手にベスト5(過去の作品)から、今日はクリスマスにぴったりの映画として「東京ゴッドファーザーズ」を。

この映画いわゆるジャパニメーションという分野で区切られて、オタク向け、海外向けな宣伝ばかりになっていたようで、あまり知られていないのですが、意外にもファンタジー&エンターテイメントの要素をいっぱい含んだ、観たあと暖かくなれるお話だったんです。

主人公は東京の片隅でホームレスの生活をおくる3人のギン(オヤジ)、ハナ(オカマちゃん)、ミユキ(女子高生)。この3人がどのようないきさつでホームレスになったかは物語の中で徐々に明かされていくのですが、
物語はクリスマスの夜、ごみ置き場で、赤ちゃんが捨てられているのを発見することからはじまります。赤ちゃんを育てたいというハナだったが、結局3人は残された写真を手がかりに、雪の降る中親探しをはじめる事になるのですが、、、。

はじめは小さな手がかりですが、これが次から次へと繋がって、物語が面白いように転がっていきます。このテンポがなんとも気持ちいい。
度重なる出来事はまさに奇跡の連続。赤ちゃんの親探しが、最後には3人の自分探しに見事に繋がっていくのです。
この奇跡との出会い方が、ドラマチックでもなんでもなく、とっても自然で違和感がないのが、この映画の不思議なところで、まるでマジックがかかっているよう。(トレンディードラマとかだと、ありえねえーって酷評しちゃうところでしょうけど/笑)

3人のホームレス達のキャラクターとその会話は大いに笑わせてくれます。なかでもハナちゃんが読み上げる俳句がいいタイミングで入ってきて面白い。日本独特の表現方法である俳句ってすばらしい。(これ海外向けではどのように表現したのだろか?)
3人を演じた声優もおおはまりで、(下記参照)ギンを演じた江守徹、酔っ払いのシーンなんて本人そのまんまだし(笑)。これに関しては、アフレコを俳優がやると、本人を連想するとかどうとかは、どうでもいい感じしましたね。

アニメ技術に関してはよく解りませんが、リアルな東京の風景はまるで実写のようで、でも実写では出せない美しさがあり、ファンタジックに仕上がっています。で、一方描かれる人物はといえば、絵も動きもとても漫画チック。そのキャップが、キャラクターを活き活き描いていて良かったんです。顔すごいですよね(笑)。

ラストには第九がおもしろいアレンジでかかるので、年越しにもお勧めです。
年末の第九って体に染み込んでるんですよねえ。なんとも日本を感じる映画なのでした。

監督・原作:今敏
脚本  : 信本敬子、今敏
声優  : 江守徹(ギン)、梅垣義明(ハナ)、岡本綾(ミユキ)
製作年 : 2003年/日
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by la-panda | 2004-12-10 16:02 | 映画