只今pandaに乗れない生活中


by la-panda
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今年は発売日が楽しみな新譜が多いんですが、このFRANZ FERDINANDのセカンドも発売を楽しみにしていた一つ。前作からわずか1年半での速いリリースです。
というわけで、私も珍しく早めに感想をUPしよっかな〜。

発売日、家からタワレコまでは遠いので、とりあえず近くのCDショップに駆け込んだのですが、
ん?ない、ないぞ〜?!
もう夕方だったし、てっきり特設コーナーが出来上がってるかと思ったのに、な〜い!
で、店員さんに訪ねたら、なんと段ボールのなかから出てきました(笑)まだそんなところにあったのね;
店のレイアウト変更中だったようで、バタバタしてたようで。
でも特典のリストバンドはちゃんとくれました。私のはオレンジ色。

っと、そんな話は置いといて。
このセカンド、マジやられたーってくらいいい出来なんです。あっぱれフランツ!
もう、ノリにノってるバンドの勢いを感じますね。
1曲目から立て続けに飛ばして来るし、ファーストより皆の食いつきはいいんじゃないでしょうか。

もちろんファーストも大好きなんですが、全体的にちょっと一本調子な印象も否めなかった。
これがセカンドではダンサブル路線はそのまんまに、さらに迫力のある厚い音作りになってます。
アレンジ自体はシンプルだと思うんだけど、ウネウネ絡み付く感じがあって、
さらに毒っけを増したというか、怪しさやきらびやかさもより表現されてるというか。
曲作りも4.walk away、7.eleanor put your boots on、12.fade togetherのような、聴かせる曲もあって、バラエティに富んでるし。

付属のライナーノーツによると、前作のプロデューサーがスエディッシュポップの仕事人だったのに対し、今作ではアメリカのメジャープロデューサー、リッチ・コスティらしい。ドラムワークの練習にT-レックスを何度も聴かせたんだとか。な〜るほど!
私はなんだかロキシーミュージックを連想しましたが。
好きなんですよね〜ロキシーの音、そんなんも含めてこれかなり好みな訳です。
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キメキメのギターリフや得意の転調&変拍子は相変わらずです。
これがフランツのスタイルなんですが、この転調やリズムの変わり目がやけにかっこいいんですよねえ。
めまぐるしいのとは違う、スマートな繋がり方してて。

特にシングルの2.do you want toなんか、PVで聴いたときには、いかにもキャチーなリフで押し切るナンバーだと思ってたんだけど、
車で初めて大音量で聴いたら、もう鳥肌がっ!
イントロ部の♪ユア、ラッキー、ラッキー、ユアッソ、ラッキー♪のコーラスから、
あの♪トゥッ、トゥ〜、トゥッ、トゥルルルル♪のリフに突入するところ
(うまい言葉が出ない;笑)、
ゾクゾク〜ってして、運転中思わず右折し損ねました(危;)。
もう怖い物なしのポップナンバーですな。

あと10.I'm Your Villainのミドルテンポでドラマティックなメロディに酔ってたら、
いきなりテンポアーップ!で予想つかない展開を繰り広げたり。
いや〜とにかく楽しい♪

まだまだ聴き込んでないので、私のお気に入りソングはまた追加で書きたいと思います。
しかし♪ラッキーラッキー♪って、踊りまくって、ライブ楽しいだろうなあ〜あ〜あ〜。そういえば彼ら早くも武道館公演なんですよね。

全然関係ない話ですが、このブログのトップの写真をiPodU2Edithionにして、
全体的にモノトーン+赤のイメージにしてからというもの、
記事にしているDVDやらCDのジャケが、やけにモノトーン+赤の配色のが多い気がするんです。
スクロールするとわかると思いますが、特にここ最近立て続けなんですよね。偶然かしら?(笑)

[10/11追記]
毎日かなりのヘビロテ状態です。子供達もすっかり覚え(させられて;)てしまった。
でもやっぱり彼等サブウェイズの方が好きみたい(笑)。
お気に入りは1、2、3、4、9、10、13あたりでしょうか。

ソニーのCMオンエアー開始日に観る事が出来ました。アレックスのまじめな横顔にうけるやら照れるやらで(笑)。
でも私はiPod派〜♪

そういえば、MTV でやってる「ツール・ド・フランツ」のCM、面白かったです。
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by la-panda | 2005-09-30 00:34 | 音楽

今年公開されたこの映画、なんと第一話が最初に撮影されたのが20年近く前らしく、以降ジム・ジャームッシュがじっくりと撮りためてきた全11編が、やっと一本の映画になったんだそうです。

ジム・ジャームッシュの映画が好き、オムニバスが好き、コーヒーが好き、出演者も好き、、、な私にとって、もう期待通りの映画でした。

その中身はコーヒー&タバコを手に会話する人の、テーブルでのワンシーンを切りとって集めたようなものばかり。
ストーリーもなくて、会話のほとんどはくだらない、ぎこちない、かっこわるいというものばかりなのに、
全てがかっこいいと感じるという、これぞジム・ジャームッシュのマジックですね。

特にテーブルを上から撮るショットは新鮮。
白黒チェック模様のテーブルに置かれた、丸いコーヒーカップや灰皿が全編に統一感を持たせていて、まさにこの映画のもう一つの主役達といった演出。
まあコーヒーに関してはあまり美味しそうには見えませんでしたけど(笑)。

以下全話の感想を一言。(ネタバレというほどでもないかな)

第一話『変な出会い』
ロベルト・ベニーニ+スティーブン・ライト
ある意味まったく読めないオチが可笑しい。
ベニー二みたいな、あんなせわしないコーヒーの飲み方する人そうはいないでしょう。
彼がゆったりとコーヒーを嗜む姿、一度見てみたい。


第2話『双子』
ジョイ・リー+サンキ・リー+スティーブ・ブシェミ
ブシェミ、やっぱり変な店員役(笑)。でも彼のうんちく話ならいっぱい聞いてみた〜い。
彼を挟んだ双子のシンメトリーな図と、会話のリズムが印象的。


第3話『カリフォルニアのどこかで』(カンヌパルムドール受賞作品)イギー・ポップ+トム・ウェイツ
強烈な個性がぶつかり合わず、噛み合ずで、とにかくかわいい2人。
タバコを久しぶりに吸う理由づけ(屁理屈ともいう)が強引すぎで面白すぎ。

第4話『それは命取り』
ジョー・リガーノ+ヴィニー・ヴェラ+ヴィニー・ヴェラジュニア
長年の腐れ縁って感じが伝わって来る。年取るとやっぱ健康の話なのね。

第5話『ルネ』
ルネ・フレンチ+E・J・ロドゲリス
ルネが絵になりすぎ。確かに注ぎ足したコーヒーっておいしくないよな。

第6話『問題なし』
アレックス・デスカス+イザック・デ・バンコレ
中でも最初っから最後まで平行線な会話だったのがこの2人。意固地というか、不器用というか(笑)
「俺は順調だ。がっかりさせて悪いが、本当に何にも無いんだ」って、女では言いそうにない台詞が面白い。何も話が無くても、会ってコーヒーするって、いいじゃない。

第7話『いとこ同士』
ケイト・ブランシェット
いとこの関係ってやっぱ微妙だと再認識(苦笑)
ケイト・ブランシェットの二役はお見事。


第8話『ジャック、メグにテスラコイルを見せる』
メグ・ホワイト+ジャック・ホワイト
さすが姉弟、会話の間が一番気にならない組み合わせ。
「地球は一つの共鳴伝導体」とつぶやきながら、カップをたたくシーンが素敵。
しかし弟、あんな大きい物カフェに持ち込むなんて(笑)
(ホワイトストライプスの新譜聴きたくなってきたぞ)


第9話『いとこ同士?』
アフルレッド・モリーナ+スティーヴ・クーガン
2人芝居にもなりそうな、中では一番ストーリー性のあったエピソード。
この状況では普通電話番号は教えないよな〜とか思いつつ、納得のオチ(笑)。立場が逆転する表情が見物。


第10話『幻覚』
GZA+RZA+ビル・マーレイ
ビルがかわいい。コーヒーをポットのまま飲めるなんて、普通口からこぼれますから!



第11話『シャンパン』
ビル・ライズ+テイラー・ミード
ラストは文句なしのええ話。じい様らの表情をとらえたモノクロ映像がとにかく美しい。

なにも起こらなくても、会話中の仕草や表情だけでこんなに楽しめるのは、やはり出演者のキャラクターが濃いからなんでしょう。

実は私もおしゃべりってあまり得意ではなくて(多分そう思われてないと思うけど、、、)そういう場で感じる気まずさとか、なんかわかる〜って共感しながら観てたんですが、つくづくコーヒーとタバコって、会話の間を繋いでくれる、粋なアイテムだなと感じましたね。
体に有害という事だけで割り切れないものがあるというか。

この映画を面白いと感じる人は少数派かもしれないけど、うとうとしながらの鑑賞もきっとありでしょう(笑)。
さあて、ゲットしたポスター早速部屋に飾ろっかな♪

監督・脚本:ジム・ジャームッシュ
製作年:2003年(米)
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by la-panda | 2005-09-27 01:44 | 映画

夏以降しばらくCD購入してなかったのですが、久々に購入しました。
ロンドン郊外で結成された3ピース・バンド、
THE SUBWAYSのデビューアルバムです。
これまた平均年齢19歳!という若さ溢れる新人バンドなのだ。

きっかけはサマソニのダイジェスト版を観てから。
放送では「OH YEAH」の一曲のみでしたが、このストレートなロックンロール、若さはじける瑞々しい音、そしてそのヴィジュアルにすぐに目が釘付けになりました。
特にヴィジュアル面で目立っていたのが、紅一点のシャーロット嬢
ミニスカ姿でベースを振り回しながら踊る姿がすっごくキュートでかわいかった!
これだけでもしっかりバンドスタイル築いてるなあと。
週末MTVでやるサマソニ5時間バーションのライブ放送も楽しみ〜。(とりあえず録画ですが)

でアルバムはというと、全体的にはガレージな音で、リズム隊、ギターの切れの良さがかっこいいなという印象。
いかにもJoan Jettが唄いそうな(笑)3.ROCK&ROLL QUEENも代表曲なんですが、
アルバムはこういうイケイケロックンロールだけじゃなくて、
グランジっぽいラウドな曲もあり、UKギターポップなメロディでメランコリックなのありと、いろいろ聴かせてくれるので飽きなさそう。

5.YOUNG FOR ETERNITYの激しさから6.LINES OF LIGHTのバラードへ、それから重なるようにして入る7.OH YEAHのドラムの音、この辺りがぞくぞくしていいですねえ。


Vo.ビリーの声にいまいち特徴が無いんですが、あの適度に力の抜けたようなシャウト加減(笑)結構好きです。
ギターも担当のビリーは、オアシスのSUPER SONICを聴いてバンドやり始めたらしいという事で、なるほど納得。
ドラムのジョショは彼の兄弟。
で、ベースのシャーロットはなんと婚約者(しかも4年前から?!)ということで、すごい身内バンドなわけですが、
バンドは彼女にベースをやらせて始めたらしい。
すっごいなあ、ゼロから始めて、それでこんなバンドができちゃうんだから。
まだまだ若さで突っ走っていってほしいな。今後も楽しみなバンドなんで、内輪もめで解散とかにならないように(笑)、頼みますよ〜。

今月末にはいよいよFranz Ferdinandの2枚目が発売なんでこちらも楽しみ。
この前シングルのPV観たけどかっこよかったっす。
毎年秋はジャズを聴きたい気分になるんですが、今のところ、まだまだロケンローな気分が続きそう。OH!YEAH!(笑)



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by la-panda | 2005-09-15 03:06 | 音楽

「メメント」


うーん面白かった!こういう映像でしか表現しえないアイデア映画に出会えると、やっぱ映画はやめられないって思っちゃいます。

これは記憶が10分しか続かない男の頭の中を疑似体験する映画です。しかも時間が現在から過去へと遡っていくという斬新な構成。
(なのでお話はいきなりラストシーンから始まるのだ)
ちなみにこういうの「リワインドムービー」というらしい。(=巻き戻し、まんまですね)

保険の調査員をしていたレナードは、妻がレイプされ殺害されたという事件を機に、記憶障害を持ってしまう。
それは事件以前の記憶はあるのに、事件以降の記憶はすぐにリセットされてしまうというもの。
それでも妻の復習を遂げるため、犯人探しをするレナードだったが、、、。

記録した文字写真だけを頼りに犯人を探すレナード。
しかし彼は10分もすればまた新しい環境にいて、誰かもわからない人と接しているような状況を体験するわけです。
この戸惑いぶりが面白いと同時に、こちらも同じ孤独感を味わってる気分にさせられます。
さらに主人公の断片的な記憶をたどる事で、観てるこちらも同じように真相推理の追求をせずにはいられなくなるというのが、新感覚でした。
今なぜこの状況にあるのか?この人は敵なのか見方なのか?
ひとつひとつ考えながら観るので、見終わった後はかなりの疲労感が;
それでも残った謎が気になって、もう一度鑑賞、で、さらに体力消耗(笑)。
でもそれくらい惹き付けられた映画だったです。


映像がスタイリッシュです。
メモなんて当てにならないとわかってるレナードは、重要なキーワードを体に刻み付けていきます。その刺青が、とてもアーティスティックでカッコよくって。
あと記録したポラロイド写真のボケ加減もいい感じ。
登場する小道具はすべて重要な鍵となっているので、ひとつひとつ印象深かったです。
そうそう、忘れちゃいけない、オープニングのポラロイド写真が薄れていくシーンは忘れられない名シーンです!

以下ネタばれ感想。必ず観てから読んでくださいね)
人は記憶を都合のいいように作り替える。
これはほんとにそうで、はじめはそのいい加減な記憶に頼らない事が、逆に真実をつかむのだろうと思って観ていました。
でも人は何かを記録するときにも、主観的で都合いい言葉を選んでいるんですね。
テレビの映像も新聞も、事実なようで、事実ではない部分もあって。
結局はそれを解釈する人間が試されているんだなあということを感じました。
まあだから人間って面白いんでしょうけど。

レナードの苦悩の部分はクールに描かれてますが、
復習という生きる目標を持ち続けなければ、生きていけかったのだろう事を思うと、なんとも悲しかったです。
モノクロで描かれたサミーのエピソードは、実はレナードとその妻の真実だったとわかりますが、
妻のレナードに対する愛が悲劇を産み、レナードの妻への愛が、終わることの無い復習で、また悲劇を産んでいく、、、。
これを一途な愛の形ととるのが、この映画のせめてもの救いなのかもしれません。


DVDでは時間軸を戻して編集した版も入ってます。
新たな発見もありましたが、まあ、面白さは半減かな。ストーリーだけなら普通だし。
編集によっていくらでも面白くなるという事に、とにかく感心させられた映画でありました。

監督・脚本:クリストファー・ノーラン
キャスト :ガイ・ピアース、キャリー・アン・モス、ジョー・パントリアーノ
製作年  :2001年(米)

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by la-panda | 2005-09-10 23:34 | 映画
「ネバーランド」観てから、久々に絵本記事をアップしたくなりました。
想像世界といえば絵本ですもんね。最近読んでる絵本について少し書こうと思います。

身近な所からつながる空想世界を描いた傑作といえば、これ「おしいれのぼうけん」

保育園で先生のいうことを聞かなかったために、おしいれに入れられるさとしあきら。しかし、そこは不思議な世界につながる入り口だった、、、。

おしいれからつながる暗〜いトンネルに、車のいない高速道路、そしてこわ〜いねずみばあさん、、、、このなんとも不気味な世界感が昔から大好きでした。
そして手をしっかり繋ぎ合い進む、さとしとあきらの冒険劇にワクワクさせられて。


この度久々に読んだのですが、私なんと先生の立場になってました。
おしいれに閉じ込めるみずの先生の気持ち(若手のようだ)がわかっちゃったんです(笑)。

閉じ込められたさとしとあきらに、謝る気はこれっぽっちもありません。
戸にあった二つ穴を見つけた2人は、外を覗いて楽しみ始めます。
これを先生手で塞ぎます→その手をくすぐる2人→今度は穴をガムテープで塞ぐ先生→戸を蹴飛ばしはじめる2人→汗だくになって戸を押さえる先生(必死/笑)

↑こういうの、今だと虐待とか言われちゃうのかもしれないけど、
どうしても謝らせたい先生と、謝らないぞ!と必死な子供の戦いって感じで、なんだか笑えました。
ってか私も結構子供相手にムキになるほうなんで、、、ハハハ(苦笑)。
でもラストにはお互い本心の気持ちで謝り合って、ここにはほんとジーンとさせられます。
大人になって読むと、いろんなことを考えさせられる絵本でもあったんですねえ。
まだちょっと怖がるところもありますが、子供も大好きな絵本となっています。



もう一つ書こーっと。
子供の想像力って楽しい〜って思わせてくれたのが、この「おおきなおおきなおいも」

子供達が楽しみにしていたいもほりえんそくが、雨で一週間延期に。
つまらない子供達は、一週間のあいだにどんどん大きくなるおいもを想像しはじめます、、、。

絵がへたうま系で、実際に子供達が書いたような絵もいっぱい登場しますが、これがとってもかわいい!
おおきいおいもを描くところからはじめるのですが、おおきいおいもなら掘るのも、運ぶのも、料理も大変。だけど彼らの想像力はとてつもなく膨らんで、とーっても楽しそう。
うちの子の爆笑ポイントだったのは、おいもをいっぱい食べて、ガスがたまって、おならで空にとんでいくところ。
いもらす一号、2号、3号、、、次々と飛び上がります。それはそれは宇宙まで!
私と同じでお下劣ネタ好きなんだよなあ、うちの子;(笑)
まっ子供は皆そうなんでしょうけどね。
というわけで、これも子供の大好きな絵本であります。

10月のおいもほりも、これを読んで楽しさ倍増だね。
いっぱいいっぱい掘ってきておくれよ〜。
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by la-panda | 2005-09-09 05:19 |

「ネバーランド」


20世紀初頭に誕生した「ピーターパン」という舞台。その誕生のきっかけとなった劇作家とある家族の交流を描いた映画です。

「夢はかなう  信じれば 必ずいける ネバーランド」
ちょっとこっぱずかしいようなコピーのイメージから抱く、「夢はかなうのさ〜♪」的なノリとは違い、痛みや悲しみを乗り越えるための力、その想像力の素晴らしさというものが、静かに&ストレートに響いてくる美しいお話でした。ファンタジーって深いなあ。

<以下ちょっとネタばれ感想>
劇作家パリという人物、映画の宣伝文句では子供好きとか、少年の心を持った〜とありますが、私はちょっと違う印象を持ちました。
ジョニー・デップの深みある表情や演技がそう思わせたのかな。
彼の中にある苦悩の部分も見え隠れするし、無邪気なファンタジー案内人だけには見えなかったです。
映画ではバリの内面部分にあまり深く突っ込んではいないので、彼の本心がわかりにくいし、ちょっと人物像をきれいに描き過ぎてる感じもしたんですが、
これは現実世界では不器用な大人であるバリと、純粋すぎる少年ピーターの、お互いが救いあう友情物語として受け止めました。

例えばこれがユアン・マクレガーなんかだと、いい悪い別にして、かなりイメージが違っただろうなあ。
あっ、それじゃまるで「ビッグ・フィッシュ」ですね。あの能天気ぶりの方が、逆に変人っぽくて面白かったりして(笑)。
ちなみに私は「ビッグ・フィッシュ」のほうが、泣けたんですけどね。

一番好きなシーンは、ピーターパンの公演初日での、客席のシーン。
皆の楽しそうな雰囲気はまるで「ニュー・シネマ・パラダイス」のワンシーンのようです。ここで、子供達をわざと大人の客席の中にバラバラに配置するなんて素晴らしい案でしたね。
子供の素直な反応や笑い声に、次第に引き込まれていく大人達の表情にジーンとさせられました。きっとバリは自分が子供達と体験した事を、観客の大人達にも体験させてあげたかったのでしょうね。

話はそれますが、私は実際毎日ごっこ遊びというのをやらされてる訳ですが、これが結構大変でして;もっと想像力を働かせないとダメかしら(笑)。
子供の頭の中って空白だらけ。だからこそ少ない知識をいろいろ繋ぎ合わしたりして、柔軟性があるんでしょうね。
そういう感性に身近に接することができる今の状況をしっかり楽しんどかなきゃもったいないと思いつつ、日々育児してると、ついつい大人の都合優先で、ルールやしつけばっかりにうるさくなっちゃう自分がいるんですよねえ。
あーあ、大人ってつまんないな(笑)。
なるべくそういう芽をつぶしちゃわないようにしたいですね。

「大きくなったらウルトラマンになる!」とかいってる息子もそのうち「ウルトラマンなんてテレビのお話ジャーン」って言う日がくるんだろうな。
その境目をしかと見届けなくては。
さあて、明日も怪獣ごっこにつきあってやっかな(笑)。


監督:マーク・フォスター
脚本:デヴィット・マギー
キャスト:ジョニー・デップ、フレディ・ハイモア、
ケイト・ウィンスレット、ダスティン・ホフマン
製作年:2004(英、米)
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by la-panda | 2005-09-05 23:54 | 映画