只今pandaに乗れない生活中


by la-panda
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「一緒に本屋を襲わないか?」
この台詞に妙に惹かれて観た映画です。
あえて万引きじゃなくて、襲うなんて(笑)。

ご存じ人気ミステリー作家、伊坂幸太朗
『アヒルと鴨のコインロッカー』の同名映画化作品なんですが、
これが期待通りの面白さ!
この映画にはあるトリックが隠されているのですが、
このトリックが原作ではどのように表現されていたのかを味わいたくて、
文庫本まで買ってしまいました。

大学進学で仙台のアパートに引っ越してきた椎名
ボブ・ディランを口ずさみながら片付けをしていると、隣に住む長身の男河崎が声をかけてきた。
「一緒に本屋を襲わないか?」
断りつつも結局モデルガン片手に本屋の裏口に立つことになる椎名だったが、、、。


本屋を襲ってまで手に入れたいのはなんと広辞苑
最近彼女がいなくなって寂しい思いをしているという留学生のブータン人に広辞苑を贈るためだという。
断片的に河崎から語られるブータン人と彼女のストーリー
それと椎名が体験していく奇妙な出来事
どちらもどこか非現実的で滑稽で笑えるのですが、
だんだんと全体像が見えてくるとこれが思いもよらない方向へ、、、くぅ〜やられました。


原作の方はというと、椎名が語る現在と、
ブータン人の彼女琴美が語る二年前とが、
同時進行で描かれる形となっていて、
映画では描ききれてなかった登場人物たちの背景や心情を、
より深く味わうことが出来ました。
やっぱ原作の力は大きいなあと思ったのですが、
それでも映画はそれぞれのキャラクターの雰囲気をよく出していたなあと。
特に瑛太はナイス配役だったし、
個人的には原作知らずに映画を観れたのはラッキーだったと思います。

なによりボブ・ディラン「風に吹かれて」が実際に流れるのがいいんですよねえ。
これお話の中で非常に重要なアイテムなので何度も流れるのですが、
前半と後半では全然違うトーンで聞こえてくるというマジック!
10回歌いながら本屋を襲うシーン、特に終盤はグッと来ましたね〜。
おかしくもちょっと残酷で、全体的に切ないストーリー。
なるべく前情報無しに観ることをオススメします。

そうだ、見終わった後ボブ・ディランを何度も口ずさむ注意報出しておきますね(笑)。

監督・脚本:中村義洋
脚本:鈴木謙一
原作:伊坂幸太朗
キャスト:瑛太、濱田岳、関めぐみ、松田龍平、大塚寧々、眞島秀和
製作年:2006年
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by la-panda | 2008-02-26 22:36 | 映画