只今pandaに乗れない生活中


by la-panda
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

<   2008年 03月 ( 1 )   > この月の画像一覧

黒い十人の女

c0004181_22245464.jpg市川崑監督作品は語るほど観てはいないのですが、
私にとっての市川崑というと、
やはり金田一耕介シリーズ!
まだ小学生の頃でしたが、犬神家の一族、悪魔の手毬唄他、、、
おどろおどろしい内容なのに、怖いとは思わず独特の映像美にゾクゾクしたものです。
犬神家の一族がずらりと並んだシーンなんて、絵になりすぎだもんなあ。

そんなスタイリッシュな映像の原点といわれているのが
この「黒い十人の女」と聞いていたので、
監督の訃報きいて、思い出したようにレンタルしてきました。


TVプロデューサーの風は結婚しているにもかかわらず、次から次へと愛人をつくっていた。そんな風に愛想を尽かしながらも別れられない本妻と9人の愛人達。
いつしか彼女達の間で、いっそ風を殺してしまおうという話がもちあがり、、、。


c0004181_1935349.jpg
冒頭の女達が次々と出てきて一列になって尾行を始めるシーン、
砂場で男を取り囲むシーン、
殺害を実行しようとするシーン、、、
そんな女達が集うシーンは、
立ち位置まで全て計算されたような構図で、とにかくかっこよかった。

あと白黒のコントラストが強いのも特徴的で、c0004181_1903985.jpg
女優達の妖しい美しさを浮き出させていてうっとり、、、
山本富士子、岸恵子なんて美しすぎですから!
役柄としてはいたって普通の女達なんだけど、皆の女優オーラを感じてひきこまれていったとも言えるかも。
リメイク版は観ていないのですが、今の女優では想像が付かないです。

ストーリーはというと、スリリングなサスペンスというよりはシュールなブラックコメディといった感じ。
幽霊が出てきたり、今じゃ聞かないような台詞の言い回しが独特で、
脚本にも粋さを感じます。
しかしこの終わり方、男の人にはある意味怖いかも〜。

そんな自業自得の風役、船越英二
二枚目顔プレイボーイだけど嫌みがなくて、出来る男とダメ男の両方のセンスを持ち合わせたなんだか憎めないキャラ、はまってましたね〜。
(そうそう、息子の船越栄一郎って、喋り方や物腰が父親そっくりなんだなあと変なところに感心しちゃいました・笑)。


余談ですが、三谷幸喜の新作映画「ザ・マジックアワー」に市川監督が出演してるそうです。(貴重ですね)
劇中映画の監督役のようですが、その題名が「黒い101人の女」なんですって。
それはそれで楽しみ〜。

監督:市川崑
脚本:和田夏十
キャスト:船越英二、山本富士子、岸恵子、宮城まり子、中村玉緒、岸田今日子
製作年:1961年(日)
[PR]
by la-panda | 2008-03-08 19:21 | 映画 | Comments(9)