只今pandaに乗れない生活中


by la-panda
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<   2010年 10月 ( 3 )   > この月の画像一覧

ゲキ×シネ 『蛮幽鬼』

劇団☆新幹線の舞台を映像化した、ゲキ×シネ 『蛮幽鬼』
観に行ってきました。c0004181_11104865.jpg
デジタルシネマ上映の為、近場でやってないとわかった時は諦めモードでしたが、
どうしても観たくなりまして。

だって堺雅人さんが殺人鬼の役!
それも笑顔でばっさばっさと人を殺す、な〜んて聞いたら、
黒雅人萌えな者としては観ずにはいられず。

しかしこれははるばる観に行って良かった!
堺さんの怪演はもちろんのこと、
劇団☆新幹線の舞台が、今最もチケット入手が困難な
プレミアチケットであるかがよくわかる、
本当に素晴らしい舞台!
しかもゲキ×シネはそれを17台のカメラによって、
臨場感溢れる舞台をスクリーンに再現!
生の舞台にかなわずとも、
役者陣の魂の入った演技、
アクションシーンの迫力や独特のユーモアも体験でき、
泣いて笑って3時間半があっという間の
最高のエンターテイメントを堪能いたしました。

舞台は遠い昔、島国・鳳来の国
仲間に裏切られ、無実の罪で10年間監獄島に幽閉されていた伊達土門(上川隆也)は、同じく監獄されていたサジと名乗る男(堺雅人)の手助けを経て、脱獄に成功する。
復讐の鬼と化した土門の運命は。。。


これがTheいのうえ歌舞伎なんですね〜
エンターテイメントにこだわった、壮大でケレン味たっぷりな時代劇。
でも完全に異空間のその世界で
描かれるは、やはり誰もが共感できる人間ドラマでした。

復讐の連鎖が起こす悲劇ではあれ、
友情、愛情、信頼、裏切り、
魅力的な登場人物達とその関係性の丁寧な描き方に感動しきり。

復讐だけでつながる土門サジの関係。
サジと同じく暗殺者として育てられた刀衣の生き方とサジの生き方の違い。
そしてかつては愛し合った二人、土門美古都の対決。。。

c0004181_1231652.jpg主役の上川隆也さんカッコ良かったですねえ〜中でも一番人間的で誠実な男だけに、
運命に翻弄されていく姿は痛々しく、物悲しい。
そんな土門の揺れ動く気持ち、見事に表現してらっしゃいました。
殺人スタイルもそんな感情がこもってるように見えるんですよね。
ラストは鳥肌ものでございました。

さてそんな土門に復讐をあおりながら、それを利用していたサジ
はい、ここから長いですよ〜(笑)

まずは登場するなり笑いを取るサジ。c0004181_1227726.jpg
仮面をとり現れたのはどう見ても強そうじゃない、
ニタニタヘラヘラ顔の小柄男。
自分のこと僕って言ってるし、
牢獄から開放されるやいなや、ストレッチしてるし。
こんなさわやかな顔をして殺人鬼?みたいな事を土門(上川さん)にいわれ、
会場爆笑。これ堺ネタとでもいうのかしら。

でもすでにここから堺さんのトリッキーな芝居は始まっていたのです。
終始満面の笑みのサジだけど、
どこか仮面のようにも見える異様なほどの笑顔は
過去最高に気持ち悪く(←もちろん褒め言葉/笑)、
甲高い声で常に人を見下してる感な喋り方に心は無い。
彼にも心の闇があることは後にわかるのだけど、
決して最期までそれを見せる事無く、
あくまで殺人が、人を落とす事が、
楽しくて楽しくてしょうがないの無邪気な笑顔を魅せ続ける。
だから冷血な殺人鬼というイメージとも違うんだなあ。

まあそんな感じで、とにかくいっちゃってるね、この人、、、
的なオーラは漂ってるもんだから、
そう思わせれば、あとは何をしようがそこはサジだから、な説得力あり。
とにかく強いんだみたいな説得力も有り(笑)。

笑顔での殺陣シーンなんかまさにそれで、
堺さんは今まで殺陣をあまりやった事無いらしいけど、
凄い立ち回りにみえてしまうのですよ、これが!!!
もちろん圧倒的に他の役者陣の方がうまいのは素人の私でもわかるんだけど(笑)、
無駄なく少ない動きで相手をひらひらかわし、
道具がなんであれ、片手ひとつきで相手を殺すという殺陣スタイルが、
どこか相手を小馬鹿にしてる感じもでてて、サジらしいかっこよさが出てました。
怪しい笑顔の中に、
ときおり目を見開く表情なんかもあって、それがまた怖いんだなあ。

特に印象的だったのが、宮中に忍び込み、
大王、右大臣それぞれと対話するシーン。
静かなシーンながらも、両者とも引き込まれる演技でゾクゾクさせられました。

結局心のうちを知る事のできないサジという人物については、
いろんな見方があると思うけど、
土門への友情という気持ちは確かにあったと私は思いたい。
少なくともそうであれば彼の最期は救われるのでないだろうかと。
まっサジが美談になったら面白くないけどね。

や〜、しかしこんな堺さんを観られて感激ですよ〜〜〜。
もっともっと、こういう怪しい役を彼にやらせてください!(誰にいってる?)
もう真面目&いい人役では物足りなくなってる自分がいます(笑)

さて、豪華役者陣の共演だけに、どうしても触れておきたい人物達は他にもいっぱいなんですが、
まずは刀衣の早乙女太一さんc0004181_1122756.jpg
まずは女形でのご登場でしたが、あの色気!なんなんすか、あれ。
マジでお美しい〜あれ世の女優が嫉妬しますよ(笑)
そして、なんですか、あの踊ってるかのような殺陣は!
それでいてしっかり地に足の着いた魅せるアクション。
早乙女さんの立ち回りは本当にすばらしかったです。
まだ10代だなんて、恐ろしい。
この人と対決シーンなんて堺さん、さぞかしご苦労されたかと。。。(笑)
だけどそこはキャラの違いがあったので、心配なく見ごたえある対決となってました。

そして稀道活役橋本じゅんさんとその息子稀浮名役山内圭哉さんc0004181_1124191.jpg
ちょうど噂の男を観たあとだっただけに、ついつい二人を追っかけて観てましたが、
卑怯者らしく愛おしきキャラクターでさすがでした。
この人達でてくるとなんだか安心感をえられるのはなんなんでしょう。
迫力の演技はもちろんのこと、
会場を一体化するコール&レスポンンスといい、
アドリブで笑いネタを入れるスマートさといい、
壮大で濃厚なストーリーの中に、ホッとする笑いを沢山いれてくれて楽しかった〜。

橋本じゅんさんは、
最近主演の舞台を体調不良により降板という辛いニュースが飛び込んできたばかりですが、
しっかり回復されて、また復活してほしいですね。

なかなか舞台を見に行けない地方者にはありがたいこのゲキ×シネ
できればもっと上映館増やして欲しいなあ。
ちなみに観に行ったのは長岡ですが、
観た回は私含めて3人だけでした、ああもったいない(笑)。
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by la-panda | 2010-10-31 12:39 | 映画
契約期間:3年
勤務地:月
労働人数:一人
このミッションは、なにかおかしい。

c0004181_18482881.jpgまた愛おしいSF映画に出会えました♪
今年話題だったSF映画『第9地区』の新鮮な切り口もとても面白かったけど、
それと同時期に上映されていたこの映画は、
逆に古風でレトロなSF映画で、しかも制作費は500万ドル、
製作日数33日という超低予算ぶり。

だけどそのチープ感&レトロ感漂う船内や月面、
コンピュータがむしろカッコ良く感じられ、
『2001年宇宙の旅』『ブレード・ランナー』等、
もちろんそれらのオマージュなんだろうけど、
シンプルな音楽も含め
昔のSF好きな私にはたまらない要素がいっぱい。

c0004181_18522765.jpgc0004181_18531980.jpg

なにより密室劇な脚本と、
ほぼ独り舞台のサム・ロックウェルの演技がすばらしく、
映画全体は孤独、悲しみ、切なさ、儚さで溢れていますが、
不思議と良い余韻を残すという、
私にとっては心に残る傑作となりました。

ちなみに監督脚本はデヴィット・ボーイの息子さんで
ダンカン・ジョーンズ
これがデヴュー作なんですって!
公式サイトはこちら

宇宙飛行士のサムは、クリーンエネルギーの資源となるヘリウム3を採掘し地球に送る為、月へと派遣されていた。
しかしあと二週間で契約期間が終了するという頃、
幻覚を観るようになったサムは作業中に事故を起こしてしまう。
基地内のベッドで目を覚ましたサムが観たものは、、、。


SFミステリーとしては定番の○○○○ネタではあるのですが、
この謎解きは早くも前半に訪れ、
むしろその後の心理ドラマに面白さがありました。

あと相棒コンピュータのガーティが、c0004181_1901553.jpg
敵か見方か?のミステリアスな部分も最後まで惹き付けてくれました。
まさに2001年〜でのHAL9000のような存在のガーティですが、
なんと声がケビン・スペーシー
シブくてキレイな声は聞いていてうっとり。
しかもこのガーティにはニコちゃんマークの顔が着いていて、
何パターンかの表情をみせてくれるのです。これがまたなんとも愛らしいのだ。
しばらくはニコちゃんマークを観るとガーティと言ってしまいそう(笑)。


以下ネタバレですので閉じます〜

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by la-panda | 2010-10-24 20:05 | 映画
堺雅人さんが年末のスペシャルドラマで、
戦後の沖縄で実在した医師免許を持たない医師の役を演じられるとの事、
こりゃー楽しみですなあ。
武士の家計簿も年末公開だし、このテンションこのまま維持となりそう。

というわけで、堺雅人出演映画チェック、更に年代をさかのぼり2007年以前のものを並べてみました。
c0004181_5292047.jpg

いや〜まずビジュアル的に細い!若い!
作品的にはもう少しかなあという印象のが多いのですが、
意外に見っけもんな映画だったのが、
観た中でも一番古い、10年前に公開された『ココニイルコト』(2001年)

c0004181_5325835.jpg大阪を舞台にした傷心OLと同僚くんの大人の青春物語といった感じですが、
ラブストーリーとはちょっと違うと思う。
堺さんがラブストーリーに似合わないからか(笑)
一言でいうなら、と〜ってもやさしい映画。

主演が真中瞳さんなんて懐かしい。
演技に若干苛つく所もありましたが(笑)、
真中さんのあのぶっきらぼうな感じが、
役に合っててよかったなあと。

堺さん演じる同僚の前野くん
彼の常に前向きさ加減と、
関西弁で返す言葉が実にさりげなく、
そして、はかなく描かれてるのが泣けるんだなあ。
この違和感ある関西弁がまた逆に味になってるのが面白い(堺さんは宮崎出身)。
口癖の「まっ、ええんとちゃいますか〜」「勝負や!」が、
映画全体を包み込んでる感じ。c0004181_5344534.jpg
そう、この人の存在自体がファンタジーなのかも。
そんなテイストで映し出される大阪の街も素敵で、
路地裏とか骨董品店とか行って見たくなりました。

そして映画はやっぱりラストシーンだなあと思わせる粋なラストに拍手!
これで随分評価も上がりました。


さてこちらは舞台作品の『噂の男』c0004181_536428.jpg
2006年のケラさん脚本で、橋本じゅん、橋本さとし
八島智人、山内圭哉
との5人で繰り広げるサスペンスコメディ。
堺さんの舞台作品観るのはこれが初めてでしたが、
舞台上であんなこともこんなことも!?とビックリな場面も多々あり(笑)。
個性的なメンツに負けじといろんな顔を持った、
なかなか強烈なキャラクターを演じてました。
さすが小劇場のプリンスと呼ばれた男(笑)

現在と過去、五人の男達の思惑が入り乱れる、
アクの強い愛憎劇は、いっぱい笑わせてもらい、同時に不快な思いもさせられ、
いろいろ考えさせられてと、
終わったあとはいい意味で凄く疲れたけど、見ごたえありです。
じゅんさんとさとしさんの中川家脚本の漫才も面白かった。
そうそうこの舞台中に堺さんは
「喜怒哀楽を笑顔で表現する男」と言われてました(会場爆笑)
この名台詞はこの舞台から来てたんですねえ、上手いっ!

それではあとの映画はちょこっと感想で 
まっ、結局堺さんのことしか書いてませんけど;(爆)

『壬生義士伝』(2003)c0004181_5383257.jpg
佐藤×中井の演技もよかったし、中谷美紀の美しさにもうっとりさせられたけど、
脚本的に後半だれたような。
しかし堺さんの沖田総司は新鮮!
この天然の無邪気さと腹黒さを併せ持った沖田像は黒沖田と呼ばれてるらしい(小夏さん情報)。
殺陣シーンでの堺さんのスマートな剣さばきと蹴りがあっぱれ。

c0004181_539623.jpg
『壁男』(2006)
設定は面白いんだけど、ホラーというより、世にも奇妙な的お話で、
その枠30分程度でもいいような内容。
堺さんの段々壊れゆく狂気の演技だけは見物(笑)。
この顔怖え〜;→

『ハチミツとクローバー』(2006)c0004181_5394284.jpg
こういう青春胸キュンものってちょっと観るのが恥ずかしかったりするけど、
芸大が舞台なのと、変わり者キャラ達ゆえ観られたかな。
めがねの加瀬亮さんがなんとも魅力的じゃないの〜♪(ストーカー役だけど/笑)
そして花本先生@堺さんのヘビースモーカーぶりと無償髭のだらしなさに萌え。

『スキヤキ・ウェスタン・ジャンゴ』(2007)
佐藤浩市のおバカボスっぷりが楽しい〜実は佐藤さんのこういう演技好きなのだ。
で誰が一番カッコ良かったって、桃井かおりさん!
そのままタラちゃん映画に出られそう。
主役の海猿の方が一番印象薄かったのがイタイ。。。
あっついでに堺さんもここでは印象薄しでしたが(笑)、
佐藤浩市とのコンビ(なにげに共演多いよね)は、なんかいいなあって
観てて微笑ましかった。
c0004181_5404367.jpg


というわけで他にもドラマチェックとかしてはおりますが、
祭りは一旦終了。年末にまた騒ぐと思いますが(笑)
とにかく、
すっかり他の映画の感想書くのがたまっておりますのそちらをなんとかしたいなあ。。。
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by la-panda | 2010-10-13 06:18 | 映画