只今pandaに乗れない生活中


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タグ:サイモン・ヤム ( 1 ) タグの人気記事

ジョニー・トー祭り、まだ地味〜に続けております(笑)
ええ、読んでくれる人がいなくとも書くのだー!
3部作以外に、エレクションシリーズ、PTUと観てきましたが、
今回取り上げるは、トー作品の脚本を手掛けていたというヤウ・ナイホイの初監督作品のこれ。
c0004181_783410.jpg

とはいってもトーさんプロデュースだけに、
キャストもおなじみの皆さんだし、
独特の映像センスや緊張感は、
まんまトーさん色には違いないんですが、
大きく違うのは主人公が女性!しかも成長物語!(笑)
いや〜新鮮だ、だけどこれかなりの傑作でした。

新人女性刑事のホー(ケイト・ツイ)は
容疑者の監視と追跡を専門とする、香港警察刑事情報課・監視班
に配属された。
コードネームで呼び合う部署で彼女は子豚と名付けられる。
早速わずかな手がかりを元に、宝石店を狙う連続強盗事件の操作が開始される


英題は「EYE IN THE SKY」
日本でもこのタイトルだったらかっこよかったのになあ。。。
これは劇中でサイモン・ヤム演じる監視班のリーダー、ウォン(コードネーム犬頭)
の台詞からきています。

「監視が意味するところは天上の目(EYE IN THE SKY)だ。
全てを詳細に渡って記録しろ」


監視班は街中の様々な人に成り済まし、事件の手がかりをつかんでいく。
犯人を追跡し証拠をつかんだあとは攻撃班にバトンタッチ。
彼らが到着する前に顔がバレないよう、さっと身を引く。
逮捕は彼らの仕事ではないのだ。

とにかく一度にいろんな情報を記憶する能力と洞察力が必要なんで、
人の顔さえ覚えるのが遅い私には到底出来る仕事じゃあございません(笑)

彼らの多くの目と、あちこちに張り巡らされた防犯カメラの目、
このいくつもの目線が次々と切り替わるカメラワークが絶妙です。
そして瞬時に情報を導きだし、また次の行動に切り替わるそのスピード感!
なにより尾行時の、犯人にバレるかバレないかのギリギリの緊張感がたまりません。

このプロ集団のスマートな仕事ぶりが描かれる所は
トー作品のテイストそのままにカッコいいんだけど、
その中に混じる新人刑事ホーの瑞々しさがいいじゃないの〜。
彼女の初々しくも鋭い目線はシャープに、
反対に未経験故の苦悩や弱さは、優しい目線で映されているところがまたいいんだなc0004181_7121297.jpg

特に厳しくも暖かい目線を送る上司、
サイモン・ヤムとの師弟関係にはジーンとさせられちゃう。
いいなあ、私もヤム兄さんに落ちこん時頭ぽんぽんってされたい〜(笑)
ずっとマフィアのドン役ばかりを観ていたので、凄みのあるイメージが強かったけど、
この映画ではえ?っと目を疑うほどのさえないオヤジ風でびっくり(さすが監視班)
こんな人間味ある役も素敵だなあ。

対する宝石強盗犯、影のリーダーがレオン・カーフェイということで、
そう、エレクション対決再び!という構図にもニヤリとさせられたんですが、
レオン・カーフェイもまた
エレクションでのテンション高いキレっぷりとは対照的な
静かな狂気を魅せてくれて楽しめました。
c0004181_775297.jpg

とにかくお見事なクライムサスペンス!そしてやっぱり90分という潔さがあっぱれ!
あまり知られてない作品だと思うけど、トー作品がくどいという人にも(笑)ぜひオススメしたいな。

しかし女性主人公ものを、
こうもスタイリッシュに魅せられるのはこのヤウ・ナイホイ監督ならではなのかも。
彼女の雨の中の奇跡のシーンなんて、ファンタジックで美しかったもんなあ。
トー監督は男達をカッコ良く撮る天才だけど、
女性はそうでもないよね、あまり興味ないのかしらん(笑)
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by la-panda | 2011-03-06 07:38 | 映画 | Comments(3)