只今pandaに乗れない生活中


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タグ:ジョニー・トー ( 8 ) タグの人気記事

先週のTSUTAYAの発掘良品ではなんとなんと、
ジョニートー監督が紹介されてたのです。(最初は仕事中耳を疑ったw)
というわけでまだ未見だった『強奪のトライアングル』を鑑賞しましたよ。
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この映画は、香港映画界の巨匠、ツイ・ハーク、リンゴ・ラム、ジョニー・トーの3人が、
バトンリレー方式で各30分を撮影し、
1本の映画にしたクライム・サスペンス。
オムニバスでもなく、脚本も無く、前のパートを引き継いでから
一つのストーリーにしていくってすごいな。

さらにカンヌでの公開された時、初めて監督たちは自分以外のパートを観たというから驚きw
そんなお遊び映画なれど、これがどうして、
それなりの作品に仕上がってて、楽しめました♪

金の困ってる3人の男(サイモン・ヤム、ルイス・クー、スン・ホンレイ)が、
謎の男のヒントにより古代の財宝を掘り起こす。
っと、ここまでの起の部分がツイ・ハークのパート。
その後財宝の奪い合いや、愛欲をめぐるサスペンスパートがリンゴ・ラム。
そしてラストの決着はジョニー・トーらしい。

というか、あのロータリーグルグルのヘンテコなシーンから、
これはジョニートーだ!と確信しましたw
さらにラム・シューが出てきてからは、
何じゃこりゃ〜!?なトンデモな展開w
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それはもう、それまでのサスペンスムードが吹っ飛んでしまう破壊力で、
キャラも最初と若干変わってたりするけど、
強引ながらもちゃんと完結してました、後味も良しw

やっぱりトー作品って観ててワクワクする。
コメディテイストになっても
手に汗握る緊張感の演出と映像はさすがだし、
とんでも展開も含めて、明らかに漂う空気が違ってる。
あらためてトー作品が大好きだー!

リンゴ・ラム監督のダンスシーンやカーチェイスシーンの演出もかっこよかったな。
携帯電話で撮り合う緊迫したシーンとかもいいね!

でも何より一つにまとめ上げたのは役者さんの力なのかもしれない。
ほんとお疲れ様って感じですw
お間抜けなルイスクーもかわいかったし、
イケてない風でも怖さを秘めるヤムヤムは魅力的だったなあ。
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まあむちゃな企画なんで、いちいち突っ込まず、楽しんで見れる人にお勧めします〜w

そしていよいよ富山でも奪命金公開間近!
盛り上がってきましたよ〜。

そういや私も中学生の頃リレー小説とかやってましたよ。
一緒にやってた子が凄く才能あって、
毎回私が台無しにしてた感じでした、ああ、もったいなかったなw
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by la-panda | 2013-04-30 01:30 | 映画

2012年スタート!

遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくおねがいいたします!

とりいそぎ恒例の賀状のご報告です。
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ベタに龍とフジロック(2011年度の写真です)をコラボしてみました。あはは;

今年はなんといってもローゼズがフジに来る!ひゃっほい!
行けるかどうかの不安材料もありますが、
なんとしてでも日程を調整して今年も行きたいところです。

2011年度の俺的ベストアルバムはやっと今考え始めましたので、
近いうちにアップしますね。
あくまでも良く聞いたという基準ですが(じゃなきゃ決めらんない〜)

のんびりペースのブログですが、今年こそ映画、音楽と良かったものはなるべく書き留めておくようにしたいな。
また皆様の情報もおまちしてます〜。

追記:micchiiさんが半年以上募集かけていたジョニー・トー監督ファンによる、ベスト作品のアンケートの結果がでました!一位はやっぱりあれでした。
結果はこちらにて→愛すべき映画たち
ちなみに私のベストはこちら
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by la-panda | 2012-01-08 01:22 | ご挨拶

MAD探偵 7人の容疑者

ジョニー・トー×ワイ・カーフェイの2007年の作品。
結局こちらでの劇場公開は無かったためレンタル待ちでやっとの鑑賞。
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この二人のコンビというと『冷たい雨に〜』よりも、『マッスルモンク』のような、
ちょっと変わった人間ドラマというか、
いわゆるとんでも映画がインパクト大なのですが(笑)、
あれをサイコサスペンス風にしたらこうなるのかな。
とんでも作品には違いないけど、
『MAD探偵』は人間の内面を斬新な形で映像化した、
期待を裏切らない傑作でした!
まあ、人にお勧めするかというと微妙だけど(笑)。

事件の状況と同じ体験をする事により犯人がわかってしまうという特殊な能力を持ったバン(ラウ・チンワン)は、数々の難事件を解決するも、同時に数々の奇行が原因で警察をくびになる。
5年後、彼の元に当時新人で二日間だけ相棒になった事のあるホー刑事が訪れる。
ある刑事疾走事件を解決を助けてもらう為に。


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完全に狂ってるMADな探偵さん!
もう冒頭からいきなり強烈なシーンをくらったけど(笑)、
キツいのはそこくらいで、
あとはラウ・チンワンの狂気を含みつつも人間味のある演技が素晴らしくって、
奥さんの話云々もすごく切なくて、
なんだか彼にすごく感情移入しちゃったなあ。

今回のビックリ演出といえば7人の人格を持つ男(コウ刑事)の心の内を、
ほんとに7人で演じさせたこと!
もちろん彼らが見えるのはバンだけなので、
このバンの目線とホー刑事の普通目線が交差していくところが面白かった。

一人の口笛が次第に7人の口笛になって全員が振り返るところは絶品でしょう!
これ観ただけでもこの映画は傑作だと信じた私です(笑)。
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7人の人格を持つ男を演じたラム・カートンはとことんポーカーフェイスであるだけに、
その心である7人とバンのやりとりは、笑ったしゾクゾクしました!
ラムシューは彼のなかの唯一の良心だったのかなあ。
これがもし7つの欲望にわけられていたとしたら、
食欲担当はラム・シューにピッタリだ(笑)。
そして計算高く欲深いのはやっぱり女なんだなあ。

こんな感じで推理で事件を解決するというわけでもないので、
サスペンスとしては大した事無いのだけど、
途中バンのことを???と思い始める所も含めて、
映像で徐々にいろんな事を解明して行くから、目が離せない90分でした。

なによりラストシーンでこの映画の真意がわかる所がすごい!
ラストシーンのホー刑事の選択、リアルだけにいろいろと考えさせられちゃって。。。
きっとこの結末は一つではないはず!と思いたい。

今回の銃撃戦は少しだったけど、
ラストの銃撃戦の構図と美しさったらもうっ!!!
散らばった鏡、映し出される様々な人格、
もうなんでこんな斬新な演出できるんだろう〜。
このシーン観ただけでもこの映画傑作です(もう2回言ってるよ)
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しかしこういうのをジョニー・トーマジックにかかってるっていうのかな。
これだけこの映画を褒めても、異色作には違いないので、
自信を持ってこの映画を人にお勧めできない私なのでした〜(笑)

さてハリウッドリメイクも決定しているという事で、
うまくいけば一級サスペンスになる可能性もありますが、
多分突っ込み入れるだろうことを予想しつつ、
そちらも楽しみに待ちたいと思います。
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by la-panda | 2011-09-04 00:42 | 映画
なかなか映画感想書く気分になれず、ジョニー・トー祭り中断してましたが、
いつも幅広い映画ネタで楽しませてくれる、愛すべき映画達のmicchiiさんが、
ジョニー・トーのベスト作品を募集してらっしゃったので、
それに乗っかった形で一旦区切りをつけようかと。

なんとトーさん作品は70作品以上あるらしい!
その中で私が見たのはたったの12作品、、、
う〜む、トーさん信者への道は遠いよ。というわけで10位から

10.ブレイキングニュース(大事件)
c0004181_512868.jpgどうやって撮ったんだ?とびっくりの冒頭7分のワンカット長回しシーン!
この銃撃戦だけでも、もう十分見る価値あり。
犯人対警察のメディアを使った駆け引き的展開は、
まあお笑いというか、緊張感は薄いけど、
これぞ香港な、迷路のような高層アパートが舞台なのが面白かった。
そこで飯を食う?な、トーさんお約束のシーンも愛おしい。
強盗団リーダー、リッチー・レンの暖かみあるクールさがよかったけど、
ケリー・チャンの魅力がイマイチなのが惜しかったな。
なんか彼女の猫眼ばかりが印象的で(笑)



9.エレクション(黒社会)
c0004181_545566.jpg決してスタイリッシュとはいえない(いや映像は間違いなくスタイリッシュなのだが)、
ゴツゴツした感触、
これぞ香港ノワールの本気!を観た感じ。
だいたい銃じゃなく鉈だし;
実際の香港マフィアは銃は使わないのだとか。
古典的な制裁シーンもえげつなかったけど、
権力闘争での男達の迫力の戦いぶりに圧倒されるのだ。
とはいっても一番印象深いのが、歴史を感じる長老達のお茶のシーンだったりする。
ラストはびっくり展開だったけど、
観終わってみればわかりやすい映画。



8.エレクション 死の報復
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↑からの2年後再びおこなわれた会長選挙
内部抗争というだけでなく、
香港新時代への黒社会のあり方を問うた、
やるせなさが残るラストがとても印象的で、余韻も半端無かった。
なんといっても、本気になったら堅気の人間の方が怖え〜と思わせる
そこまでやる!?な制裁シーンがとにかく強烈すぎ!
それでもトーさんならではの美学で魅せてるところが凄いんだけど。
とてもじゃないが何度も見る気にはならないけど(笑)、
奥深さや完成度の高さでは忘れられない映画には違い無い。


7.冷たい雨に撃て、約束の銃弾を(復仇)
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トーさん映画の入り口となった私的記念すべき?作品。
初見ながら、男の美学炸裂な演出に、
間違いなくこの監督さんは好き!と確信した映画。
邦題は不評だったようだけど、
私はこのクサさが映画を表していて有りだと思ったぞ(笑)

感想はこちらで〜







6.PTU
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トーさん映画を知らずにいきなりこの作品を観たなら、
なんじゃこりゃ?な世界だと思うけど、
トーさんファンとなった今ではこれがたまらないのだ〜。
正直ストーリーは大した事無いんだけど、
スタイリッシュな映像美ではこれが一番かも!
夜の香港のファンタジックな美しさと
PTUが自然に組むフォーメーションとが、
いちいちマッチしてカッコいい〜。
ラストなんて、PTUのその構図が撮りたかっただけしょう監督!みたいな(笑)
冒頭の語らずして関係性を観せる演出はさすが!



5.天使の眼 野獣の街
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トーさんは製作のみなのですが、
これもエントリーOKということで、入れさせていただきました。
いわゆるなんじゃこりゃ?なシーンはなく、
全編緊張感が溢れる点、
女性目線での普通の感情が込められていて共感しやすい点では、
一般的にはこちらの方がうけると思う。
でも全然知られてないよね;
日本でのリメイクの話はどうなったのだろう?
感想はこちらで〜




4.デッドエンド(暗戦)
c0004181_5415913.jpg映像に古くささはあるものの、
一体なにが起ころうとしているんだ?というストーリー展開に引き込まれる。
なんといっても完全犯罪を仕掛けるアンディ・ラウの魅力全開!
バスの中だけの一瞬の恋人なんて、
そこにアンディがいるから成立するんだよなあ。
このシーンのさりげなさ、恋愛映画見るより、よっぽど胸キュンですぞ。
でもそれ以上に、立場を越えた男の友情ものにメロメロだった私。
ラストの車の中のラウ・チンワンとアンディのやりとり、
その結末とか、粋すぎて泣けるじゃないか〜
このときのアンディの表情が最高です。
、、、っと、アンディアンディ言ってるけど、
個人的には交渉人のラウ・チンワンの方が好き。
というかこの人の存在自体がジョニー・トー映画の香り(笑)

3.スリ(文雀)
c0004181_552125.jpgハードボイルドな世界でなく、
こんなこじゃれた映画も撮れるんだなあとトーさんの幅広さに感心!
映像にみる香港の街並のカラフルさと、モノクロ写真に見る香港の人達の表情が素敵!
もともとはミュージカル映画を撮りたかったけど、予算が無かったから、
と、トーさんのコメントにありましたが、まさにそんな感じ。
しかしクライマックスの雨の中のスリ対決のありえない演出ったら!
あんな詩的なスリ対決、他の人には撮れないっしょ!
ヤムヤムの部屋とかオシャレ過ぎっしょ!
自転車に相乗りするいい歳した男達、かわいすぎっしょ!(笑)


2.ミッション/非情の掟(鎮火)
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地味な映画だけど、ジョニー・トーここにあり!ともいえる大傑作だと思う。
ちなみに映画秘宝の2000年代ベストで14位にランクインしてるらしい。
静かなのに圧倒的な銃撃戦、スマートな男達の絆の描き方、
他に無いオリジナリティある描き方に惚れまくり。
←部屋にこのポスターまで貼っちゃいました。
(アンソニーウォンの顔が完全に隠れてるのが気に入らないけどこれしかなかった〜)
感想はこちら〜。




1.エグザイル/絆(放・逐)
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とにかく大好きなシーンが詰まりまくってるとこうことで
これを一位にしました!
DVDも買って何度も見直してます。
そして何度観てもラストの余韻に浸ってしまう。。。
最近お気に入りはサイモン・ヤムがレストランに登場するシーン。
あの完全にイッちゃってる目というか表情が可笑しくって。
いろいろ観てきて、彼の役者の幅広さにはほんと感心するけど、
このヤムヤムの脂ぎった色気は圧倒的。胸元の花が似合いすぎ(笑)

ちなみに最近インファナルアフェア2もひっさびさに見直したのだけど、
フランシス・ンがどう見ても同じ人にみえない〜
彼もすごい役者だなあ。

話がそれたけど感想はこちら〜。

まだ投票間に合うのかな?あまり観てなくてもベスト3とかでも大丈夫らしいので、
興味のある方はぜひご参加を!
こちらのコメント欄で受けつけてらっしゃいます。
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by la-panda | 2011-04-23 06:25 | 映画
ジョニー・トー祭り、まだ地味〜に続けております(笑)
ええ、読んでくれる人がいなくとも書くのだー!
3部作以外に、エレクションシリーズ、PTUと観てきましたが、
今回取り上げるは、トー作品の脚本を手掛けていたというヤウ・ナイホイの初監督作品のこれ。
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とはいってもトーさんプロデュースだけに、
キャストもおなじみの皆さんだし、
独特の映像センスや緊張感は、
まんまトーさん色には違いないんですが、
大きく違うのは主人公が女性!しかも成長物語!(笑)
いや〜新鮮だ、だけどこれかなりの傑作でした。

新人女性刑事のホー(ケイト・ツイ)は
容疑者の監視と追跡を専門とする、香港警察刑事情報課・監視班
に配属された。
コードネームで呼び合う部署で彼女は子豚と名付けられる。
早速わずかな手がかりを元に、宝石店を狙う連続強盗事件の操作が開始される


英題は「EYE IN THE SKY」
日本でもこのタイトルだったらかっこよかったのになあ。。。
これは劇中でサイモン・ヤム演じる監視班のリーダー、ウォン(コードネーム犬頭)
の台詞からきています。

「監視が意味するところは天上の目(EYE IN THE SKY)だ。
全てを詳細に渡って記録しろ」


監視班は街中の様々な人に成り済まし、事件の手がかりをつかんでいく。
犯人を追跡し証拠をつかんだあとは攻撃班にバトンタッチ。
彼らが到着する前に顔がバレないよう、さっと身を引く。
逮捕は彼らの仕事ではないのだ。

とにかく一度にいろんな情報を記憶する能力と洞察力が必要なんで、
人の顔さえ覚えるのが遅い私には到底出来る仕事じゃあございません(笑)

彼らの多くの目と、あちこちに張り巡らされた防犯カメラの目、
このいくつもの目線が次々と切り替わるカメラワークが絶妙です。
そして瞬時に情報を導きだし、また次の行動に切り替わるそのスピード感!
なにより尾行時の、犯人にバレるかバレないかのギリギリの緊張感がたまりません。

このプロ集団のスマートな仕事ぶりが描かれる所は
トー作品のテイストそのままにカッコいいんだけど、
その中に混じる新人刑事ホーの瑞々しさがいいじゃないの〜。
彼女の初々しくも鋭い目線はシャープに、
反対に未経験故の苦悩や弱さは、優しい目線で映されているところがまたいいんだなc0004181_7121297.jpg

特に厳しくも暖かい目線を送る上司、
サイモン・ヤムとの師弟関係にはジーンとさせられちゃう。
いいなあ、私もヤム兄さんに落ちこん時頭ぽんぽんってされたい〜(笑)
ずっとマフィアのドン役ばかりを観ていたので、凄みのあるイメージが強かったけど、
この映画ではえ?っと目を疑うほどのさえないオヤジ風でびっくり(さすが監視班)
こんな人間味ある役も素敵だなあ。

対する宝石強盗犯、影のリーダーがレオン・カーフェイということで、
そう、エレクション対決再び!という構図にもニヤリとさせられたんですが、
レオン・カーフェイもまた
エレクションでのテンション高いキレっぷりとは対照的な
静かな狂気を魅せてくれて楽しめました。
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とにかくお見事なクライムサスペンス!そしてやっぱり90分という潔さがあっぱれ!
あまり知られてない作品だと思うけど、トー作品がくどいという人にも(笑)ぜひオススメしたいな。

しかし女性主人公ものを、
こうもスタイリッシュに魅せられるのはこのヤウ・ナイホイ監督ならではなのかも。
彼女の雨の中の奇跡のシーンなんて、ファンタジックで美しかったもんなあ。
トー監督は男達をカッコ良く撮る天才だけど、
女性はそうでもないよね、あまり興味ないのかしらん(笑)
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by la-panda | 2011-03-06 07:38 | 映画
6人が揃ってる写真がよかったのでこの画像にしてみました。
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香港で黒社会のボスであるブンが何者かに銃撃された
弟のナン(サイモン・ヤム)はボスの護衛として
美容師のグアイ(アンソニー・ウォン)
銃の調達人フェイ(ラム・シュー)
射撃の名手マイク(ロイ・チョン)
店長兼現役組員のロイ(フランシス・ン)
その子分のシン(ジャッキー・ロイ)
の5人のボディーガードを雇うのだが


テーマは題名そのままに
ジョニー・トーらしく淡々と進む展開なれど、
このテーマがラストになって大きなドラマを展開してくれました。
これだけ期待して観てもやっぱりやられた〜って思えるって凄いじゃないか!

1999年の作品でまだメジャーでは無かった頃だからか、
古臭さB級臭さ漂う雰囲気と
安っぽいシンセのBGMが最初は妙に可笑しかったのだけど、
5人が集められ、護衛が始まってからは一気に引き込まれ
ラストまでがあっという間でした。
この安っぽくもしつこいBGM(笑)ってのが、銃撃戦になると緊張感を高めてくれる不思議。
というか銃撃戦においては、私が今まで観た数少ないアクション映画の中でもナンバー1では無いだろうか。
もう10年以上も前の映画なのに。

ボディーガードというだけに、とにかく敵を撃退する事よりボス守るが優先。
敵がみえない(誰かわからない)不気味さと
撃たれない事への動作ってのがなんだかとってもリアル。

5人のフォーメションの組み方と
彼らが打ち合わせも無しにサササッとそれぞれの配置につく姿勢が
もう美しいのなんのって!
あと銃の持ち方もちゃんと両手で、微動だにしないってのも、
近年のドンパチアクションに慣れてるとストイックで萌えるわ〜。
2丁拳銃がお笑いに見えるよ(や、好きですよ「男達の挽歌」笑)

しかもこの映画では派手なカメラの切り替えやスローモーションも無くて、
ワンフレームにきっちりおさめた画で勝負してるところも素晴らしい。
低予算だからかとにかく無駄な部分は削ぎ落としてシンプルであるところが
潔くて良いんでしょうね。(81分だし)

この映画なかなかレンタルに無かったし、
何度も観たいという私的理由でお気に入りの銃撃戦を貼付けちゃいます。
まだ未見で今後観てみようかな〜という方はできれば観ないでくださいませ。
つうか、逆にこれ観たら観たくなるけどね〜(笑)

寄せ集めである5人のボディーガード達が
これまた語らずして打ち解けて行く描写はこの映画でも粋!
ちょっとした場面がラストの一瞬のドラマに繋がってんだよなあと
観たあとにもしみじみしちゃいました。

アンソニー・ウォンの渋い魅力全開はもちろん(ちょっと太いけど/笑)、c0004181_22103430.jpg
「エグザイル/絆」では若風なスッキリした髪型のせいか
若干インパクトにかけてたような気がするフランシス・ン
この映画ではかなりインパクトあり!
感情の出し方が5人の中で一番激しいんだけど、
頼れる熱い兄さん!って感じで良いキャラクターを出してたし、
ボディーガード時の先頭を守る仕草もかっこよかった〜。
あとロイ・チョンは見た目チャラ風なのに一番のプロの狙撃手って感じが出てて上手かった。

というわけで、もういっちょ、大好きな紙くずサッカーのシーンも貼付けちゃおうっと♪
(はい、もちろん自分用でーす/笑)


ああ、やっぱりジョニー・トー作品はいいなあ。
さあ次はあれを観よっかな。
祭りは続くよ続く〜。
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by la-panda | 2011-02-14 22:24 | 映画
とうわけでジョニー・トー監督祭りゆる〜く開催中です。
先日観た「冷たい雨に撃て、約束の銃弾を」
「ザ・ミッション/非情の掟」(1999)「エグザイル/絆」(2006)とあわせて3部作といわれているらしいので(話は別)
とりあえずはここから攻める事にしました。
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クサイよね〜キザだよね〜男ってバカだよね〜と沢山突っ込みながら、
これまたジョニー・トー的男の美学にたっぷり酔いしれさせていただきました〜。

中国返還前のマカオ
ボスを裏切ったウーという男の暗殺を命じられ訪れる二人の男(ブレイズ ファット)
そのウーを守りに来た二人の男(タイ キャット)
やがて始まる銃撃戦だったが、赤ん坊の鳴き声で一時休戦に
5人は幼なじみだったのだ


なんと、脚本らしいものは無いまま、
9ヶ月間の間、即興を繰り返し作られたという本作。
(脚本なしといえばウォン・カーウェイもだよね)
ロードムービーってのもあるけど、
そのせいか全編とおしてユルーい空気が漂ってました(笑)

幼なじみが顔を合わせいきなり始まる緊張感溢れる銃撃戦。
しかし休戦後は和やかムードに。
壊れた家具を組み立てたり皆で食事をつついたり。
最初なんでなんで?と思っだけど、
やがてその関係をストーリーでなく、雰囲気で納得しちゃってる自分がいました。

緊張感とユルさが自然と同居しているのがこの映画の面白いところ。
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この主人公の5人ってのが、
銃の腕は一流で、ポーズも決まってて超カッコいいんだけど、
それ以外はなんとも情けない風ってのが愛すべきキャラになってていいんです。
ボスの命令を非情になって貫けないところとか、
行動や行き先をコインで決めるという、
なんとも行き当たりばったりな行動とか、
仲間と無邪気にじゃれ合うシーン、
頭悪そうな会話(これがたのし〜笑)
金塊を前に夢を語り合う姿は、ただのチンピラって感じだったけど、
最後には無謀にもやっぱり男としてのスジを通すわけですよ。
そしてやっぱりそこには言葉はなく、
雰囲気でわかり合う仲間達。
お約束の死に様。。。
く〜っ、こういう世界観がたまんないです〜。

特にしびれたのはブレイズ(アンソニー・ウォン)がコインを投げ捨てるシーンと、
タイ(フランシス・ン)が女を出して扉を閉めるシーン
両方とも意を決する素敵なシーンだったなあ。

アンソニー・ウォンって、強面顔オヤジで一見華はないんだけど、
独特のユニークさも併せ持つ、
あの哀愁漂う目にやられちゃうというか。
とにかくシブくてかっこいいわ〜。
無邪気な笑い顔もまたかわいいし♪
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メインとなる銃撃戦ですが、
今回は狭い空間を舞台にしたのが多く、その分緊張感も高かった。
小道具と光りの使い方はやっぱり素敵!
ドアやカーテン、舞うコート、
そして面白かったのが空き缶の演出。
銃で打ち上げた空き缶が、宙を舞って落ちる間にカタがつく銃撃戦。
これをスローモーションでスタイリッシュに魅せる魅せる!
もう誰が誰撃ってるのかわけわかんないけど(笑)
絵になる構図といい、いちいちキマル男達の動きにしびれまくりでした。

なんか毎度同じような感想文になっちゃいそうですな(苦笑)
あっ、ストーリーが売りの監督さんではないので、細かい事かいちゃいましたが、
大丈夫ですよね?

さあ次は「ザ・ミッション」が観たいんだけど、なかなかレンタルに置いて無い(涙)
探さなくっちゃ。
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by la-panda | 2011-02-06 19:25 | 映画
映画秘宝の2010年ベスト10にランクインしていたこの映画。
久々に香港ノワールでも堪能しようかな〜ってなノリで借りてきたのですが、
もう男の美学だけで魅せます!といわんばかりの徹底した漢っぷりに感動!
これがジョニー・トーの映像美学というものなら、
ええ、間違いなく、私この監督さん好みです〜〜。
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今までジョニー・トー監督の映画を観てなかった自分に喝を入れるとともに、
彼の過去作品を追っかける事をココに誓います(笑)

マカオで娘家族を惨殺されたフランス人のコステロ(ジョニーアリディ)は
偶然出会った3人の殺し屋クワイ(アンソニーウォン)、チュウ(ラム・ガートン)、フェイロク(ラム・シュ)に、全財産をかけて復讐を依頼する。
しかしコステロに残された記憶の時間はあとわずかだった。。。


復讐劇であるのに、主人公がその復讐心を忘れてしまうという
なんとも空しくなるような展開。
しかし復讐という目的を失っても、果たされて行く男の約束。
これが物語をぐいぐい引っ張ってくれます。

言葉はいらない。次第に男達の絆が深まって行く所を
食事のシーンや銃撃のシーンで徐々に観せていくところがニクイっ!
雨の中男達が奇跡的に落ち合えたシーンでの安堵の表情にジーンとさせられたり。
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多少強引なストーリーであったって(笑)いいのですよ、
一本のスジさえ通ってれば!
そう思わせてくれるほど、
復讐、約束、友情、義理人情、、、
フィルムノワールに活きる男のダンディズムみたいなのを
これでもかと格好つけまくりの映像美で描いてくれるので、
もうただただうっとりさせられるのです。

それだけに銃撃戦のこだわりは凄かった。
森の中月夜の銃撃戦
雨のアパート階段での銃撃戦
ゴミ処理場での銃撃戦
4人の立ち位置がいちいち画になるし、
光の使い方は美しいし、
小道具の使い方はユニークだし。
そうこの小道具ってのが実は爆笑ものだったりするんだけど、その緩さもいいんだよな。
(や、もちろん大真面目だったとは思うが/笑)。

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役者ではアンソニー・ウォンのいぶし銀な魅力が圧倒的でした。
インファナル・アフェアシリーズでもしびれる演技でしたが、
このシリーズの顔でらっしゃるのですね。これは益々他のも観なくてはっ!

もうただただカッコいいしか書いてませんが(いつもの事ですが;)
賛否両論ある終盤の展開、、、私はアリだと思ってます。
コステロを動かしたのは、記憶から蘇った恨みではなく、
心のどこかに残っていた
やるべき事をやり通すという男の信念みたいなものだったのかなと。



ちなみに、脚本が書かれた当初、
コステロはアラン・ドロンの予定だったらしいのだけど、
気に入らなかったのか断ったらしい(笑)
わからなくもないけど、これアラン・ドロンで観てみたかったなあ。
枯れてもなお持ち続ける圧倒的なオーラと色気
きっとラストも納得のキレのある殺し屋を魅せてくれたのではないかなあ。
う〜んちょっと残念。
公式サイトはこちら


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by la-panda | 2011-02-01 03:18 | 映画