只今pandaに乗れない生活中


by la-panda
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久々に一人で映画館へ行く時間がとれ、
上映最終日に滑り込みで観てきました♪
「トレインスポッティング」ダニー・ボイル監督
「フルモンティ」の脚本家コンビがアカデミー賞だなんて、
なんかうれしいじゃないですか。

世界中で有名なクイズ番組を通して、
一人の青年の衝撃の人生が明かされるという構成がミステリアスでグッドだなあと思いきや、
画面から溢れんばかりに伝わってくるエネルギッシュさと疾走感は、
まさに直球青春映画!
それをエキサイトに演出する音楽と映像のマッチがお見事でした。
ブラボー!


インドはムンバイのスラム育ちの青年ジャマールは、
クイズミリオネラで最終問題まで勝ち進んだ。
しかし学歴もない彼が答えを知っていたのは不正だと、
最終問題を前に警察の取り調べを受ける事に。
彼は答えを知っていた理由を語りだすのだが、、、


ジャマールが正解する事は既にわかった上での進行なのに
一問一問進むごとに明かされる過去のエピソードにハラハラしっぱなし。
ジャマールと兄のサリーム、少女ラティカの三銃士の物語は、
悲痛なものばかりだったけど、
ただただ生きる為に走り抜いた彼らのパワーに終始圧倒されました。

<以下少しネタバレ>
最初の回想シーンでのエピソードでは
あこがれのスターのサインを執念でゲットした弟と、
それをお金に変えてしまった兄とが、対照的に描かれていましたが、
その生き方はその後の人生も支配していくことに。
金と暴力を利用したこの兄の生き様は決してほめられたものではなかったけど、
常に弟を守り抜いていったたくましさには、観ててなんか熱いものがこみ上げてきた。
そして一度弟を裏切ってしまったことを、激しく後悔していたとわかると、
益々切なくなり、
ラストでの兄の選択にもう号泣せずにいられませんでした。
ああ、できればあのまま、逃げ延びて欲しかったよ〜(涙)。




最終問題と現在がリンクしていくラストはとにかく盛り上げてくれましたが、
いやしかしこんなしゃらくさい展開になるとは予想外。
「シティ・オブ・ゴッド」ばりの弱肉強食を描いたものかと思ってたもので;
こんな純愛映画だったとはねえ、、、良い意味で裏切られましたよ。
(先が読めるラストという感想いっぱいあるのにね;笑)。
ジャマールのラスト問題の時の笑顔、すごく良かったなあ。

エンドロールのダンスもすごく楽しめました。
なんといっても”Jai Ho”曲が良いですね〜。
あとO...Sayaの子供達がストリートを駆け抜けるシーンでの使い方も鳥肌ものだった。
やっぱ音楽の力って大きいよなあと改めて感じた映画でした。
サントラ欲しい〜。

監督:ダニー・ボイル
脚本:サイモン・ビューフォイ
原作:ヴィカス・スワラップ「ぼくと1ルピーの神様」
製作年:2008年(英・米)


全然関係ないのですが、日テレの土9で桜井君がやってる、c0004181_17313818.jpg
「ザ・クイズ・ショウ」というドラマは、
実はシーズン2で、1は関東ローカルでラーメンズ片桐さんが主役やってたっていうんです。
正直桜井君のにはイマイチはまれないのですが(苦笑)、
片桐さんのはどんなだったのか観てみたい〜!観てみたい〜!(笑)
レンタルにもないので、見られないんですよね。
どなかた観た方いらっしゃいますか?
どんなだったかまた教えてくださいませ〜。

tutaya discus登録してみっかなあ。。。
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by la-panda | 2009-05-31 17:51 | 映画 | Comments(4)

バンク・ジョブ


奪ったブツは
キャッシュとダイヤと
王室スキャンダル


我らがハゲカッコいい男!
ジェイソン・ステイサムが、
今度は素人の銀行強盗犯を演じる
クライムサスペンス。
舞台となった1971年のヒット曲
T-rexget it on での幕開けからしてもうニヤリ♪
ストーリーの面白さはもちろん!
ファッションや車など、
70年代のイギリスを堪能できて大満足の映画でした。


ロンドンで中古車店を営むテリーは、
昔の知り合いであるマルティーヌに、銀行強盗の話を持ちかけられる。
狙うは一週間だけセキュリティーが解除されるという銀行にある貸金庫。
資金繰りに悩んでいたテリーは早速仲間を集め、計画を実行にうつしたが、
貸金庫には驚くべき秘密がたくさん隠されていたのだった。。。


この映画なんと実話なんだそうです。そのモデルとなったのが、
ウォーキートーキー(携帯用無線電話機)強盗事件
事件の経緯は以下のとおり。

アマチュア無線家が偶然傍受した強盗犯のやりとりにより犯罪が発覚、
すぐに警察が動いたが、銀行の特定が間に合わず、
結局貸金庫268個分が盗まれる。
犯人達は地下にトンネルを掘り、金庫の床から侵入したらしい。
当初は大きく報道されたこの事件だったが、
その後国防機密報道禁止令が発令され、いっさいの報道がなくなる。
この事件の真相は2054年まで機密にされるとの事。


製作者側は9割は事実といってるのですが、
王室スキャンダルが絡むネタだけに、
こんな映画良く製作できたもんだなあと感心。
こういうことが事実だとすると、ダイアナの事故も上の力が働いて報道規制が、、、な〜んて勘ぐっちゃったりしますよね;

事件の真相がどうかはおいといて、
これがフィクションだとしても、良く出来た脚本でした。
開けたら怪しいブツが満載だった貸金庫。
その中身をばらされたら困る人々それぞれの思惑が絡んで、、、
素人強盗団vsMI5or政府高官vsマフィアvs汚職警官vs真面目な警官
それぞれの立場を守る為の駆け引きが見物でした。
大集合するラストが痛快。


それでも前半の展開は結構ゆるくって、
地下トンネルがあっけなく通じちゃうところとか、
金庫に侵入してシャンパン飲んだりと、はしゃぐ強盗団が微笑ましかったなあ。
今のハイテク捜査を持ってすれば、彼らなんてあっという間に御用なんだろうけど、
適度にゆるい犯罪手口が成り立つところがまた見ていて楽しい〜。
もちろん無線が傍受されてから見つかるかどうかのシーンには、
かなりハラハラドキドキさせられましたけどね。

ジェイソン・ステイサム以外は、あまり知らない俳優さんばかりなんですが、
な〜んかどこかで見た事あるなあってな顔立ちばかりなんですよねえ。
皆それぞれ特徴的な風貌だったおかげで、
登場人物が多いお話のわりに、把握しやすかったのがよかった(笑)。

そういやミック・ジャガー出てたんです!
出演を後で知って、もう一度みてみたら、おお〜いましたいました!ちょい役で。
あまりに地味すぎてわかんね〜よ(笑)。

公式ホームページはこちら

監督:ロジャー・ドナルドソン
脚本:ディック・クレメント、イアン・ラ・フレネ
キャスト:ジェイソン・ステイサム、サフロン・バロウズ、リチャード・リンターン
製作年:2008年(英)
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by la-panda | 2009-04-17 13:48 | 映画 | Comments(2)
c0004181_2492613.jpgこりゃ面白い!
最初っから最後までもう笑いっぱなしの120分。
おばか映画とはいえ、見た後の充実感はアクション映画の中でもトップクラス(笑)。いや参りました。


ロンドンでも検挙率ナンバーワンの警察官ニコラスはその有能ぶりに嫉妬され、ど田舎に左遷されてしまう。
その村とは「ヴィレッジ・オブ・ザ・イヤー」を何年も受賞しているというのどかで平和な村だったのだが、、、




主演のサイモン・ペッグのいちいちまじめな表情の可笑しさ。
相棒役ニック・フロストのダメ男ぶり&映画おたくぶりの可笑しさ。
ティモシー・ダルトン(ああ、007よ)の胡散臭さ99%笑顔の可笑しさ。
そして村人たちの後半の豹変ぶりにもう爆笑!です。

作り手の映画を愛する気持ちが満載のパロディも楽しく、
ミステリー&ホラー?銃撃戦にカーチェイス、、、もうやりたい事皆やっちゃいました〜って感じ。
基本ゆる〜いノリなんだけど、オープニングとラストがテンポ良く、
パシッ!と決まってるのもいい。
だけどこれ、おばか映画とはいえ、ストーリーの筋がちゃんと通ってるのが何より素晴らしい所。
不覚にも友情ものとしてもぐっと来るのだ〜。
c0004181_2461147.jpg


というわけで超オススメ映画なんだけど、かなりえぐいシーンもあるので、
ブラックジョークでながせる人なら大丈夫ですが、嫌悪感を持つ人もいるかも。。。
まっイギリスのコメディを観ようって人なら大丈夫か(笑)。

映画ファンの中でもよく語られている「ショーン・オブ・ザ・テッド」のスタッフということなんで、こちらも観なきゃいけませんな。

公式サイトはこちら予告編みたら今すぐ観たくなるぞ〜。

監督:エドガー・ライト
脚本:エドガー・ライト、サイモン・ペッグ
キャスト:サイモン・ペッグ、ニック・フロスト、ティモシー・ダルトン
製作年:2007年(英仏)


映画鑑賞記録
「アフタースクール」
「 運命じゃない人」
内田けんじ監督の2作品一気に鑑賞。
うまい仕掛けですね〜しっかりだまされちゃいました;
アフタースクールも良かったですが、特に運命じゃない人の仕掛けが好き。
レザボアドックス思い出します。やくざの親分かわいい〜。
今後も楽しみな監督さん♪邦画も面白いのが多いなあ。

「ラッキーナンバー7」
これも仕掛け映画つながりですね。なにげにビジュアル面がおしゃれ。
よく出来てたけど、いまいちすっきりしない感が。
種明かし部分がもう少しスマートでさくっとしてたらよかったかなあ。

スマートな種明かしといったら、やっぱ「ユージュアルサスペクツ」なんだよなあ。
ああ、また観たくなって来た。
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by la-panda | 2009-01-21 03:31 | 映画 | Comments(4)

ダークナイト

c0004181_11111492.jpgなかなかちゃんと映画感想を書く時間がとれないのですが、
ちょっとでも書き留めておかねばと思った映画です。
ノーラン監督のリアル路線バットマン、ダークナイト
152分の長さながら、もう最初から最後まで釘付けでした。
これ劇場でみたかったあ
(レンタル鑑賞で御免)

正義とは?と問いかけた前作ビギンズから、
さらに深く人間の心の中にある光と闇を描き出す今作は、
ヒーローものの悲哀をこえて、
観てる私たちにもテーマを突きつけてくる。
そしてラストのバットマンの選択、、、
それでいいのか?ってな所もありますが、
こんな無慈悲で爽快感のないヒーローもの(良い意味でね/笑)
を演じられるのはバットマンだけかも。
彼ほど闇に消えていく姿がピッタリなヒーローは他にないでしょう。

そしてなんといってもジョーカーが強烈です!
ジャック・ニコルソン演じたバートン版のジョーカーを越えるのはc0004181_1123813.jpg難しいだろうと想像してましたが、
これがこれがヒース・レジャーが素晴らしいっ!
遺作だと知っていて観るからなのか、
乗移ってるかのような演技は見ていて辛かったほど。
崩れたようなメイクも、ジョーカーは人間のなかに潜む狂気なんだって思えるから、
なお怖かったですねえ。
ナース姿、ああ、忘れられない名珍場面(笑)。

c0004181_1121429.jpg
重いテーマというだけでなく、アクションもたっぷりたのしませてくれて、
バッドポッドが飛び出してくるとことか、思わず拍手しちゃいそうでした。
しかしハイテク技術駆使してるわ〜
スーツ来てても一応生身の人間なんですから、
あまり無茶しちゃいけませんぜ(笑)。


さてダークナイトではトゥーフェイスも重要なキャラでしたが、
c0004181_11391757.jpg彼のコインの裏表の選択場面。

これ見てコーエン兄弟監督ノーカントリーを思い出さずに入られませんでした。

殺し屋アントン・シガー、彼もコイン使ってましたからね〜
←おかっぱな見た目も相当インパクト大なキャラでしたが、
不気味でクレイジーなのはジョーカー以上だったかも(笑)。

(そういやCSI:@タランティーノでもコインでニックが、、、ってこの話はまた別の機会に〜)


話はそれましたが、個人的趣味としては
完璧な映像美でファンタジックに見せてくれた
バートン版のバットマンがやっぱり好きなんですね。
(PRINCEの音楽で踊るジョーカーが素敵)
だけど、これだけ重厚な人間ドラマを描いたノーラン監督のバッドマンは、
映画としてお見事だったと思います。
また続編の話があるようですが、期待して待ちたいと思います。

監督・脚本:クリストファー・ノーラン
キャスト:クリスチャン・ベール、ヒース・レジャー、アーロン・エッカート、
マイケル・ケイン、マギー・ギレンホール、ゲイリー・オールドマン、モーガン・フリーマン
製作年:2008年(米)
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by la-panda | 2008-12-21 12:48 | 映画 | Comments(10)
昨日は平日お休みいただいたので、久々に映画二本観賞〜♪
偶然にもこの二本の共通点は、タイトルにも書いた「得体の知れない物がビルの隙間から登場〜」でした(はい;強引です・笑)c0004181_143648.jpg
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一つはレンタル始まったばかりの「クローバーフィールド」
そしてもう一つは劇場にて「20世紀少年」でございます。

もともとは「ダークナイト」を見に行く予定だったのですが、
なんと夜の一回しか上映してないんだとか(怒)
まあでも20世紀少年は、かつて原作にはまった人間として、
どうやって映像化したのか興味はありました。
なんといってもキャストがはまりすぎだし!というか絵に似すぎだし!(笑)
なにげに唐沢君常磐ちゃんも好きだし。
それに関してはなにも言うことはないのですが、、、やはり物足りなかった。。。
ラストの描き方へのつっこみもそうだけど、
堤監督(トリック大好き!)の、原作に忠実に、カット割りまでそっくりにしたというこだわりが、
逆に淡々とストーリーを追って見せられてる感じをうけてしまったような。
もう少しこう〜人間ドラマとして熱いものが欲しいぞ!ってな感想です。
ラストの対決までの準備とか、仲間の信頼が厚くなって行く様子とか、、、まあこの上映時間ではとても無理かも知れませんが。c0004181_151599.jpg
そうはいっても3部作、最後まで見届けたいとは思ってまーす。
そうそうT-REX大音量で聴けてスカッとした〜。
→あっ、あとこの子供達の写真が好き。

しかし改めて浦沢さんの原作漫画観ると、次回へ続く〜のもったいぶりかたとか、
コマわりとか、絵に迫力あるなあって思います。
c0004181_1425125.jpg
先日ちょうどMONSTERの完全版を全部揃えたところなんですが、
もうラストのぞぞぞっ〜ってな終わり方、へたなホラーサスペンスより怖いですぞ。




さて期待以上に面白かったのが、「クローバーフィールド」
突然振動が起きる、何かが飛んでくる、ビルが壊れる、
そして現れる得体の知れない物、、、その現場にたまたまいあわせた人が、
ホームビデオを回して撮り続けた映像をただただこちらはずっと観てるってな映画なんですが、
一つの視点にこだわったアイデアは、パニック物として迫力ありましたねえ。
何もわからないまま終わってしまうってものリアルだし、
c0004181_153888.jpg
なんといっても自由の女神の頭が落ちてくるときのインパクト度は最高!
高層ビルが崩れるのなんて、もろ9.11で胸が締め付けられたり、、、
とにかく、なすすべがないときの人の無力さを感じて怖かったです。
ああ、でもクラクラするほどの手ブレ映像かなりきつかった〜。

私は昔の怪獣映画とかウルトラマンとか結構好きなんですが、
かつては建物よりもずっとでかかった存在だったのが、
現代では建物の方がデカイので、ビルの隙間から現れドカン!なんだあって、視覚的な違いを今更ながら感じました。

ウチの子はほんとに怪獣が大好きなんで、あまりに現実的なコレ見せたら彼の夢を壊しそうですな;(笑)。
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by la-panda | 2008-09-09 01:52 | 映画 | Comments(12)

ONCE ダブリンの街角で


沈みそうな船で家をめざそう、まだ時間はあるから
アカデミーオリジナル歌曲賞を受賞した曲「Falling Slowly」
は見終わった後も何度も頭に流れてくる印象的なバラード♪

他にも曲が沢山流れてきますが、
淡々としたドキュメンタリータッチな映像とあわせて流れてくる歌は、
どれもエモーショナルで熱く、なぜか心を揺さぶられてしまうものばかり。
見たこと無いような不思議な感覚でしたが、素敵な映画でした〜。
これは音楽好きにはたまらない映画ではないでしょうか。

舞台はアイルランドダブリン。昼間は他人のヒット曲を歌うが、夜になると自作の曲を歌うという、穴の開いたギターで弾き語りする男の前に、一人の女性が足を止める。
チェコの移民である彼女は楽器店で少しだけピアノを弾かせてもらっていた。
二人は楽器店で一緒に演奏をはじめて。。。


そういえばこの映画登場人物の名前はでてこなくて主演の二人もGUY GIRLなんです。

冒頭のひったくりに遭うシーンが笑えます。追っかけてつかまえたのに、結局あげちゃうところ、男のキャラをよくあらわしてるなあって。
この男の歌う歌詞って、別れた彼女のことに未練たれたれで、結構辛気くさいんだけど(笑)、
メロディはなぜかポジティブに感じられるものがおおくて、なんといってもちょいハスキーな声が魅力的!

結構強引でちょっとシツコイ性格?な女子の方は前向きキャラ。
でも歌詞からはやっぱり辛い過去が見えてきたりして。

彼女が夜中にCDプレーヤーの電池を買いに行くシーンがすきです。
男の作った曲に乗せて、即興でつくった歌詞をうたいながら夜道を帰る。
ココだけ見るとなんでもないPVのようですが、凄く引き込まれました。
他の歌のシーンもそうだけど、どの曲もしっかりフルコーラスで流すんですよね。
普通の映画じゃあり得ないかも。
でもそれがメインなので、曲にのれないひとには退屈な映画かもしれません。
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二人が楽器店で音と声を重ねていく「Falling Slowly」は本当に美しかったし、「WHEN YOUR MINDS MADE UP」のスタジオでバンドがセッションしていくところなんてすごい高揚感でワクワクさせられました。


音楽の力の源は恋愛感情から来たものだとおもうけど、
この映画は恋愛映画としても、サクセスストーリーとしても結果を出さないところが憎い。
ONCE、音楽を通じた特別な出会いは奇跡のようでなんとも愛おしいなあと思わせてくれます。
ああ私にもこんな音楽の才能があったらなあ(関係ない・笑)

ちなみに主演の二人も監督もミュージシャン。
なるほど音楽を大事にした映画なわけです。

033さんところで知ったのですが、c0004181_1931598.jpgこのGUY役のグレン・ハンサードって「ザ・コミットメンツ」にでてたんですねえ。
ええ、もちろん大好きな映画でしたとも!
コミットメンツのラスト、その後のメンバーの姿のところで、バンドのギタリストだった彼はその後ストリートで歌うところが映し出されていたそうです(←ここあまりよく覚えてないのですが)、なんか今に繋がってて嬉しいですね。

公式ホームページで少し音が聴けます。
サントラ欲しいぞ。

最後にクルマの話なんですが、カーステチェックとかで古いワゴンのベンツに何人も乗り込んで海に行くシーンにじんわり。。。
あれみて、ズタボロパンダもう少しがんばって乗り続けようと決心いたしました。
実は今年車検で悩んでいたもので、、、こういうきっかけで決まるもんですね。
めでたしめでたし♪

監督:ジョン・カーニー
主演:グレン・ハンサード、マルケタ・イルグロヴァ
製作年:2006(アイルランド)
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by la-panda | 2008-06-08 19:52 | 映画 | Comments(11)

黒い十人の女

c0004181_22245464.jpg市川崑監督作品は語るほど観てはいないのですが、
私にとっての市川崑というと、
やはり金田一耕介シリーズ!
まだ小学生の頃でしたが、犬神家の一族、悪魔の手毬唄他、、、
おどろおどろしい内容なのに、怖いとは思わず独特の映像美にゾクゾクしたものです。
犬神家の一族がずらりと並んだシーンなんて、絵になりすぎだもんなあ。

そんなスタイリッシュな映像の原点といわれているのが
この「黒い十人の女」と聞いていたので、
監督の訃報きいて、思い出したようにレンタルしてきました。


TVプロデューサーの風は結婚しているにもかかわらず、次から次へと愛人をつくっていた。そんな風に愛想を尽かしながらも別れられない本妻と9人の愛人達。
いつしか彼女達の間で、いっそ風を殺してしまおうという話がもちあがり、、、。


c0004181_1935349.jpg
冒頭の女達が次々と出てきて一列になって尾行を始めるシーン、
砂場で男を取り囲むシーン、
殺害を実行しようとするシーン、、、
そんな女達が集うシーンは、
立ち位置まで全て計算されたような構図で、とにかくかっこよかった。

あと白黒のコントラストが強いのも特徴的で、c0004181_1903985.jpg
女優達の妖しい美しさを浮き出させていてうっとり、、、
山本富士子、岸恵子なんて美しすぎですから!
役柄としてはいたって普通の女達なんだけど、皆の女優オーラを感じてひきこまれていったとも言えるかも。
リメイク版は観ていないのですが、今の女優では想像が付かないです。

ストーリーはというと、スリリングなサスペンスというよりはシュールなブラックコメディといった感じ。
幽霊が出てきたり、今じゃ聞かないような台詞の言い回しが独特で、
脚本にも粋さを感じます。
しかしこの終わり方、男の人にはある意味怖いかも〜。

そんな自業自得の風役、船越英二
二枚目顔プレイボーイだけど嫌みがなくて、出来る男とダメ男の両方のセンスを持ち合わせたなんだか憎めないキャラ、はまってましたね〜。
(そうそう、息子の船越栄一郎って、喋り方や物腰が父親そっくりなんだなあと変なところに感心しちゃいました・笑)。


余談ですが、三谷幸喜の新作映画「ザ・マジックアワー」に市川監督が出演してるそうです。(貴重ですね)
劇中映画の監督役のようですが、その題名が「黒い101人の女」なんですって。
それはそれで楽しみ〜。

監督:市川崑
脚本:和田夏十
キャスト:船越英二、山本富士子、岸恵子、宮城まり子、中村玉緒、岸田今日子
製作年:1961年(日)
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by la-panda | 2008-03-08 19:21 | 映画 | Comments(9)

「一緒に本屋を襲わないか?」
この台詞に妙に惹かれて観た映画です。
あえて万引きじゃなくて、襲うなんて(笑)。

ご存じ人気ミステリー作家、伊坂幸太朗
『アヒルと鴨のコインロッカー』の同名映画化作品なんですが、
これが期待通りの面白さ!
この映画にはあるトリックが隠されているのですが、
このトリックが原作ではどのように表現されていたのかを味わいたくて、
文庫本まで買ってしまいました。

大学進学で仙台のアパートに引っ越してきた椎名
ボブ・ディランを口ずさみながら片付けをしていると、隣に住む長身の男河崎が声をかけてきた。
「一緒に本屋を襲わないか?」
断りつつも結局モデルガン片手に本屋の裏口に立つことになる椎名だったが、、、。


本屋を襲ってまで手に入れたいのはなんと広辞苑
最近彼女がいなくなって寂しい思いをしているという留学生のブータン人に広辞苑を贈るためだという。
断片的に河崎から語られるブータン人と彼女のストーリー
それと椎名が体験していく奇妙な出来事
どちらもどこか非現実的で滑稽で笑えるのですが、
だんだんと全体像が見えてくるとこれが思いもよらない方向へ、、、くぅ〜やられました。


原作の方はというと、椎名が語る現在と、
ブータン人の彼女琴美が語る二年前とが、
同時進行で描かれる形となっていて、
映画では描ききれてなかった登場人物たちの背景や心情を、
より深く味わうことが出来ました。
やっぱ原作の力は大きいなあと思ったのですが、
それでも映画はそれぞれのキャラクターの雰囲気をよく出していたなあと。
特に瑛太はナイス配役だったし、
個人的には原作知らずに映画を観れたのはラッキーだったと思います。

なによりボブ・ディラン「風に吹かれて」が実際に流れるのがいいんですよねえ。
これお話の中で非常に重要なアイテムなので何度も流れるのですが、
前半と後半では全然違うトーンで聞こえてくるというマジック!
10回歌いながら本屋を襲うシーン、特に終盤はグッと来ましたね〜。
おかしくもちょっと残酷で、全体的に切ないストーリー。
なるべく前情報無しに観ることをオススメします。

そうだ、見終わった後ボブ・ディランを何度も口ずさむ注意報出しておきますね(笑)。

監督・脚本:中村義洋
脚本:鈴木謙一
原作:伊坂幸太朗
キャスト:瑛太、濱田岳、関めぐみ、松田龍平、大塚寧々、眞島秀和
製作年:2006年
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by la-panda | 2008-02-26 22:36 | 映画 | Comments(16)

キサラギ

c0004181_16564743.jpg密室劇好きなので公開時から気になっていた映画、ついにレンタルにて観賞できました。

自殺したアイドル如月ミキの一周忌にファンサイトで知り合った5人の男が集まった。
思い出話で盛り上がるうちに誰かが
「彼女は自殺じゃない」と切り出して、、、


出演者全員が喪服で一室に集合してるってのが怪しくていいですよね。
ハンドルネームで呼び合ってそれぞれの正体は解らない。
比べるものでもないけど、大好きな「レザボア・ドッグス」思い浮かべちゃいましたよ(意識してる?)。
でもこれサスペンスでありながらお馬鹿映画でもあるところがgoodなんです。

今をときめく小栗旬(←オタクにしてはやっぱりさわやかに見えてしまうが・笑)、
ハンドルネームがオダユウジ(笑)のユースケサンタマリア
「のだめ」でチャーミングだった小出くんに、ドランクドラゴンの塚地くん
そして怪しさと存在感がずば抜けててさすがだった香川照之さんの5人による、
会話のみでラストまで持って行くのですが、
とにかく真相については次々と意外な方向へ展開していくのであっという間の2時間。
多少強引な展開もコメディー要素が強いから気にならず。
逆に気持ちが良かったくらいでしたね。

ファンとして情報を多く持ってたり、アイドルとの接点がすこしでもあったりすることに優越感をもったりとか、そういう会話のやりとりも滑稽ながらもわかるわかるな〜って感じで微笑ましくて笑わせてくれました。

c0004181_16571570.jpg
なんといってもこの映画の魅力はただの推理ものに終わらず、最後には如月ミキとファンのつながりに愛を感じされてくれた事が大きいと思います。
オタクって気持ち悪がられるけど、やっぱそこには愛があるんだよなあとなんだかいい後味をのこしてくれたんですよね〜
あんまりいうとネタバレになっちゃうのでここまでで!

あっでも一つだけ。宍戸錠がくどかった、、、(笑)。

監督:佐藤祐市
脚本:古沢良太
キャスト:小栗旬、ユースケ・サンタマリア、小出恵介、塚地武雅、香川照之
製作年:2007年(日)
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by la-panda | 2008-01-14 17:39 | 映画 | Comments(14)

「エイプリルの七面鳥」


アメリカでクリスマスの次に大きな行事ともいわれる感謝祭(11月の第4土曜日)で
起こる一つの家族の物語。
ああ、またなんとも無器用な人たちによる愛おしい映画に出会いました〜。
「ギルバート・グレイプ」「アバウト・ア・ボーイ」の脚本家ピーター・ヘッジズの初監督作品はすっごくシンプルで暖かい素敵な映画。もう大好き♪

家出をして家族と何年も会ってないエイプリル。
母の余命が短いと知り感謝祭の日に料理をもてなそうと家族を自分のアパートに招待するのだったが、、、。



料理をしたこともないのに七面鳥を焼くのに奮闘するエイプリル、
家族と対面するためスーツの調達に出かける黒人のボーイフレンドホビー、
エイプリルのアパートに車で向かう父母妹弟祖母の5人、
これらが同時進行に描かれていきます。しかしやっぱり起こるぞれぞれのトラブル。
c0004181_031188.jpg
まずは七面鳥を焼こうにもオーブンが壊れていることが焼き始めてから判明したからさあ大変!
同じアパートの住人にオーブンを借りようと一軒一軒訪ねるも、これがNYのダウンタウンの一角というだけに住民も一癖二癖ありげな人だらけで一筋縄ではいかない。

c0004181_0323637.jpg一方車でNYに向かうエイプリルの家族もいまいち気が進まない様子。
会話の中に少しずつエイプリルとの家族の確執も見えてくるのだけど、なんといっても母ジョーイが病気のせいもあり投げやりで痛々しい。


でも登場人物や会話はシニカルかつコミカルに描いているのでこれが結構笑えるのです。

エイプリルが一生懸命でいじらしくってかわいいんですよね〜出来損ないの自分をママにとっての最初のパンケーキと例えたりするんだけど、
感謝祭の意味を隣人の中国人に説明するシーンや、
テーブルコーディネートに使う小物を一つ一つセッティングしていくのにいろんな複雑な思いが映し出されているのがよくわかって。
恋人のボビーもいい奴。母の愛の力を古着屋の軽薄男に語るのが微笑ましい(笑)。
c0004181_032630.jpg


そしてそしてさあどうなるラストでしたが、、、見事にやっやられましたっ!
過剰演出は全くないのだけど、観た後暖かい気分にさせてくれるなんとも粋なおわり方じゃあありませんか。
想像したとしてもこのラストのよさは観なきゃわかんない。
あとやっぱりトイレの女の子のシーンがねえ、ああいうの私もよそで見かけたりすると、ハッとさせられたりして、親としてはたまらないのですよ〜。

とにかく余計なことはなにもないのだけどそ一つ一つ丁寧に造られている感じがあって、印象に残るシーンが多い素敵な映画でしたよ。

最後にロードムービー風に描かれたエイプリルの家族が乗ってた車ですが、やっぱりオンボロ車でした〜。これお約束ね(笑)。

監督・脚本:ピーター・ヘッジズ
キャスト:ケイティ・ホームズ、パトリシア・クラークソン、オリバー・プラット、デレク・ルーク
製作年:2003年(米)
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by la-panda | 2007-12-18 01:16 | 映画 | Comments(8)