只今pandaに乗れない生活中


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日輪の遺産

原作は未読でしたが、堺雅人さん目当で劇場へ行ってきました。
もうどんだけ出るんだ〜というくらい涙がとまらぬ映画だったのに
なんとハンカチを忘れるという大失態(笑)
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終戦間近、軍のトップに呼集された帝国陸軍の真柴少佐(堺雅人)は
マッカーサーの財宝を隠匿せよという極秘任務を命じられ、
小泉中尉(福士誠治)と望月曹長(中村獅童)とともに任務を遂行する。
勤労動員として呼集されたのは20名の女学生だった。


マッカーサーの財宝隠匿というネタからして
もっとミステリアスな話なのかと思いきや、
フィクションとはいえ、想像以上に衝撃的な展開。。。
でも当時の状況を考えれば、こういうのもあり得た話なんだよなあと。

先が見えない戦時中、それぞれの立場の人が、
どのように考え、苦しみ、行動したのだろうか。
悲しい涙というより、
国を思い、人を思い、誇りを持って生きた人、死んだ人、、、
そして少女達の純粋さと健気さを思うと泣けた。
映画観終わったあとまで泣けて泣けて仕方なかった。
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3人の軍人と教師を演じた役者人、それぞれ素晴らしかった!
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堺さんは、主役でありながら主役らしくないところとか、
なんとも彼らしい(笑)。
きっと教師役や中尉役の方が適人だったとは思うけど、
凛とした佇まいのエリート軍人がみせるナイーブな一面。
絶対命令の中、自分は軍人として人間として
どうあるべきなのかの心の葛藤は、
彼だからこそ伝わってくるものがあったんじゃないかな。

他のキャラクターに比べてわかりやすさやかっこよさは無いけど、
常に周りの人に対しての敬意を忘れない所は素敵な人物像だったと思う。
少佐のその後も知りたかったなあ。

現代パートが長過ぎないかい?とか。ラストのええ?って演出も、
かたり継ぐ事こそが遺産なのだというメッセージがそこにあったのだろうな。
八千草薫さんの最後の少女のような演技にジーンとさせられました。
悲劇だけでなく、希望も描いた
日本人として観て良かったと心から思った映画でした。

しかし興行成績はイマイチだそうで、残念。
まっ、そういう私も、堺さんが出てなかったら観に行かなかったんですけどね;

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by la-panda | 2011-09-11 12:25 | 映画 | Comments(2)

フィッシュストーリー

僕の孤独が〜魚だったら〜
巨大さと獰猛さに、クジラでさえ逃げ出す〜

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2012年、彗星が地球に衝突する5時間前。
中古レコード屋でフィッシュストーリーという曲を流す店員。
それはセックスピストルズ誕生の一年前に録音された、
売れないパンクバンド
逆鱗(ゲキリン)のラストアルバムだった。
1975年、1982年、1999年、2009年、そして2012年
5つの時代が紡いたこの曲の奇跡とは。。。


伊坂幸太郎原作×中村義洋監督の2009年のこの作品がまだ未見だったので借りてきました。
「アヒルと鴨のコインロッカー」「ゴールデン・スランバー」の間に撮った作品になるんですね。
出来としても アヒル>フィッシュ>ゴルスラって感じかな。
でも伊坂作品はやっぱり中村さんが撮るのが一番いいのかも。
音楽が地球を救う!なんて大げさな話ではなく、
実際はかなりくだらないのに(笑)、
なぜか観たあと背中を押されたような前向き気持ちになれるという、
不思議な現代のおとぎ話に仕上がってました。

この声は誰かに届くのだろうか?
正義のヒーローっているのだろうか?

そんな青臭い話に、何でも無い日常の出来事で
スカッと爽快に答えてくれてるところが気持ちいい。

キャストがまた最近気になりだした役者さんがたくさん登場♪

森山未來のキレの良いアクションにみとれ、
大森南朋のバンドとの絆に涙し、
高良健吾の繊細でかつ情熱的なボーカリストの姿に惚れ、
濱田岳の弱さを必至で応援したくなり、、、
どの役も皆ピッタリはまってて魅力的でした。
特にこの4人は益々好きになっちゃいましたね〜。
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それにしても80年代のエピソードの
レコードから聞こえる女性の悲鳴とか
1999年ノストラダムスの大予言とか、
私的にはリアルタイムに盛り上がったネタなので懐かしかったなあ。
岩崎宏美の万華鏡とか、何度聴いた事か(笑)

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でもなんといっても1975年の逆鱗というバンドのストーリーが大好き♪
間奏の無音部分に隠された本当の秘密を知ったときに
切なくも熱くなった気持ち。
パンクだねえパンク!(笑)
まあ実際この楽曲が人々の心に響いて地球が救われたわけでは無いのだけど、
このエピの行く末を彼らに教えてあげたいな。

さてその原作では聞こえないその音の部分。
「アヒル〜」ではボブディラン、「ゴルスラ」ではビートルズ、と
実際の楽曲がストーリーと関係して盛り上がったわけだけど、
架空の逆鱗というバンドの音がつまらなかったらそれこそ安っぽくなるわけで。
でもそれに関しては担当した斉藤和義さんお見事!
フィッシュストーリーはカッコいい曲だし、
エンディング曲も素敵で、映画観たあと何回も聴いて浸っちゃいました。



映画において音楽は大事!
だから映画を作る皆さん、無理矢理のタイアップ曲とかはもうやめようではないか(笑)

余談ですが、20世紀少年でキーとなる曲のす〜だらら〜♪はただの歌謡曲だったというか、何も心響くものなかったよなあ。
しかも唐沢君からはロックの匂いが全くしなかったし(爆)
いや私好きですよ、唐沢君。ダイワマンのCMとか好きだし(笑)
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by la-panda | 2011-01-16 18:59 | 映画 | Comments(4)

武士の家計簿

堺雅人さん主演の『武士の家計簿』観に行って来ました♪
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平日のファースト上映でしたが、ほぼ満席の大盛況!
そして驚くは観客の平均年齢の高さ!
65歳以上はいってたんじゃないかなあ(笑)
そんなあまり経験の無い劇場鑑賞となりましたが、
皆さんマナーはいいし(いびきかいて寝てる人もいましたが/笑)
場内暖かい雰囲気で観る事ができました。

主人公の猪山直之加賀藩で御算用者を勤める下級武士
そろばんバカと呼ばれるほどの真面目な仕事ぶりで、
運良く評価された直之は異例の出世をすることに。
しかしそんな折発覚したのがなんと猪山家の借金だった。


なぜそんなにも借金が?という点が、映画ではさらっと流していたように思うけど、
原作を読むとよく事情がわかります。
ちなみに原作は、実際に古本屋で見つかったという古文書(ほんとに家計簿だった)を読みほどいた同名の教養新書なんです。

モデルとなった猪山家の年収は今で換算すると、
父信之が約500万、息子直之が700万くらいあったのに、
借金はなんと2500万近くもあったのだとか!

決して道楽をしたからでなく、
出費のほとんどは身分費用といわれるもので、
度々の儀礼行事による、武士同士や親戚への交際費用が半端無かったらしい。
また仕事で江戸へ行き来が多くとも出張費は出ないし、
屋敷の維持費、使用人の給料、お布施、、、その他諸々、
出世するほどに、武士としての体裁を保つ費用が増えていくという、
武家社会特有の事情がありました。

とはいえ、これって現代にも通じるお金の話。
こんなリアルな武士の日常が、チャンバラ世界にもあったんだなあと思うと、
時代劇もとても身近な感じがしますね。

というわけで意を決し家計立て直し計画を実行する直之さん。
細かく家計簿をつけるはもちろん、
一切の家財道具(嫁入り道具からお弁当箱まで)を全て売り払います。
猪山家の大ピンチではありますが、
このあたり結構コミカルに描いていてクスクス笑わせてもらいました。

直之を演じた堺さんは今回笑顔はほとんど封印(笑)。
冗談も通じない感じの真面目っぷりが逆に可笑しく、
そんな旦那さんを支える妻、仲間由紀恵さんの前向きさと、
じいじばあばを演じた中村雅俊さんと松坂慶子さんの、
大げさでないユーモア溢れる演技は微笑ましかったですねえ。
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しかし後半は雰囲気が一転。
直之が息子に厳しい教育を施すシーンがメインに。
家計簿をつけさせ、そろばんと書道をしつけ、少しの甘えも許さない。
やや行き過ぎた感が、やがて確執に発展するのですが。。。

後半は駆け足的だったのと、かかる音楽がなんだかシリアスで、
別にそんな辛く悲しそうなシーンにしなくても、、、と思った所もありますが、
激動の幕末を生き抜いた猪山家を観てて、
節約だけでなく、父と子の絆の中に、
不安な時代をどうのり切るかのヒントがあったんだなあと感じました。
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いつも凛とした父の姿をみせる直之の生き様はどんな時もまっすぐ。
見栄や外聞を捨て財産を売り払っても、
自分に課せられた仕事へのプライド武士の品格だけは持ち続けてるんですよね、
それがとてもかっこよかったです(地味だけど/笑)。

あとこの映画に流れてる品の良さがよかったですねえ。
そろばんを弾く武士達の仕事風景、
家族で囲む食事シーン、
毎朝玄関で見送るシーン、
何度と挿入されるこのシーンが奥ゆかしく美しく映りました。
そろばんを弾く音が、パラパラと降り掛かるように鳴り響くのも心地よかったなあ.

c0004181_19385976.gifそして品といえば堺さん!
大河ドラマでの山南敬助家定でもそうでしたが、
この方、所作がほんとに美しいんですよね〜。
ちょんまげも含め、ほんと時代劇の似合う人だなあとしみじみいたしました。
あれ?やっぱり最後は堺びいきな感想になっちゃいましたか(笑)

こうやって私が時代劇の感想を書くようになったんですから、
日本の俳優さんも好きになってみる物ですねえ(笑)。
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by la-panda | 2010-12-18 20:23 | 映画 | Comments(8)
堺雅人さんが年末のスペシャルドラマで、
戦後の沖縄で実在した医師免許を持たない医師の役を演じられるとの事、
こりゃー楽しみですなあ。
武士の家計簿も年末公開だし、このテンションこのまま維持となりそう。

というわけで、堺雅人出演映画チェック、更に年代をさかのぼり2007年以前のものを並べてみました。
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いや〜まずビジュアル的に細い!若い!
作品的にはもう少しかなあという印象のが多いのですが、
意外に見っけもんな映画だったのが、
観た中でも一番古い、10年前に公開された『ココニイルコト』(2001年)

c0004181_5325835.jpg大阪を舞台にした傷心OLと同僚くんの大人の青春物語といった感じですが、
ラブストーリーとはちょっと違うと思う。
堺さんがラブストーリーに似合わないからか(笑)
一言でいうなら、と〜ってもやさしい映画。

主演が真中瞳さんなんて懐かしい。
演技に若干苛つく所もありましたが(笑)、
真中さんのあのぶっきらぼうな感じが、
役に合っててよかったなあと。

堺さん演じる同僚の前野くん
彼の常に前向きさ加減と、
関西弁で返す言葉が実にさりげなく、
そして、はかなく描かれてるのが泣けるんだなあ。
この違和感ある関西弁がまた逆に味になってるのが面白い(堺さんは宮崎出身)。
口癖の「まっ、ええんとちゃいますか〜」「勝負や!」が、
映画全体を包み込んでる感じ。c0004181_5344534.jpg
そう、この人の存在自体がファンタジーなのかも。
そんなテイストで映し出される大阪の街も素敵で、
路地裏とか骨董品店とか行って見たくなりました。

そして映画はやっぱりラストシーンだなあと思わせる粋なラストに拍手!
これで随分評価も上がりました。


さてこちらは舞台作品の『噂の男』c0004181_536428.jpg
2006年のケラさん脚本で、橋本じゅん、橋本さとし
八島智人、山内圭哉
との5人で繰り広げるサスペンスコメディ。
堺さんの舞台作品観るのはこれが初めてでしたが、
舞台上であんなこともこんなことも!?とビックリな場面も多々あり(笑)。
個性的なメンツに負けじといろんな顔を持った、
なかなか強烈なキャラクターを演じてました。
さすが小劇場のプリンスと呼ばれた男(笑)

現在と過去、五人の男達の思惑が入り乱れる、
アクの強い愛憎劇は、いっぱい笑わせてもらい、同時に不快な思いもさせられ、
いろいろ考えさせられてと、
終わったあとはいい意味で凄く疲れたけど、見ごたえありです。
じゅんさんとさとしさんの中川家脚本の漫才も面白かった。
そうそうこの舞台中に堺さんは
「喜怒哀楽を笑顔で表現する男」と言われてました(会場爆笑)
この名台詞はこの舞台から来てたんですねえ、上手いっ!

それではあとの映画はちょこっと感想で 
まっ、結局堺さんのことしか書いてませんけど;(爆)

『壬生義士伝』(2003)c0004181_5383257.jpg
佐藤×中井の演技もよかったし、中谷美紀の美しさにもうっとりさせられたけど、
脚本的に後半だれたような。
しかし堺さんの沖田総司は新鮮!
この天然の無邪気さと腹黒さを併せ持った沖田像は黒沖田と呼ばれてるらしい(小夏さん情報)。
殺陣シーンでの堺さんのスマートな剣さばきと蹴りがあっぱれ。

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『壁男』(2006)
設定は面白いんだけど、ホラーというより、世にも奇妙な的お話で、
その枠30分程度でもいいような内容。
堺さんの段々壊れゆく狂気の演技だけは見物(笑)。
この顔怖え〜;→

『ハチミツとクローバー』(2006)c0004181_5394284.jpg
こういう青春胸キュンものってちょっと観るのが恥ずかしかったりするけど、
芸大が舞台なのと、変わり者キャラ達ゆえ観られたかな。
めがねの加瀬亮さんがなんとも魅力的じゃないの〜♪(ストーカー役だけど/笑)
そして花本先生@堺さんのヘビースモーカーぶりと無償髭のだらしなさに萌え。

『スキヤキ・ウェスタン・ジャンゴ』(2007)
佐藤浩市のおバカボスっぷりが楽しい〜実は佐藤さんのこういう演技好きなのだ。
で誰が一番カッコ良かったって、桃井かおりさん!
そのままタラちゃん映画に出られそう。
主役の海猿の方が一番印象薄かったのがイタイ。。。
あっついでに堺さんもここでは印象薄しでしたが(笑)、
佐藤浩市とのコンビ(なにげに共演多いよね)は、なんかいいなあって
観てて微笑ましかった。
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というわけで他にもドラマチェックとかしてはおりますが、
祭りは一旦終了。年末にまた騒ぐと思いますが(笑)
とにかく、
すっかり他の映画の感想書くのがたまっておりますのそちらをなんとかしたいなあ。。。
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by la-panda | 2010-10-13 06:18 | 映画 | Comments(4)
堺雅人祭りまだまだ続いております(笑)
過去の作品では「アフター・スクール」「クライマーズ・ハイ」は観ていたのだけど、
その時はそれほど彼に集中して観てなかったので、
今回それらの見直しも含め、主な出演作品を一気に鑑賞してみました。
我ながらすごい情熱;(幸い今レンタル代が安いのだ♪)
こうみると中村義洋監督の作品おおいんだなあ。
日頃邦画ってなかなか積極的に観ないので、これも良い機会ですね。
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c0004181_23495186.jpgで、映画作品としては「南極料理人」と「アフター・スクール」がオススメなんですが、
意外にも?おもしろかったのが
「ジェネラル・ルージュの凱旋」

ミステリーにゆるーくコメディを絡めながらも、
医療問題に真剣に向き合った、なかなか見応えある人間ドラマでした。
阿部チャンのトリック的キャラにもニンマリでしたが、
なんといっても堺雅人演じた速水という
圧倒的なキャラクターの存在に尽きる映画だったのでは。


院内でジェネラルルージュ(血まみれ将軍)と言う異名を持つ
天才医師の救命救急センター長速水
いつもチュッパチャップスを舐めたり、まるで子供のような振る舞いと
冷ややかな態度で院内の嫌われ者。
何を考えているのかわからない笑みも嫌らしく感じ悪い(←これお得意ね/笑)
そんな速水が医療メーカーとの癒着問題で倫理審査会にかけられる。
そこで彼の内に秘められていたものを知る事に。。。


堺さんはこの役で日本アカデミー賞助演男優賞とったそうですが、
ひいき目無しに本当に素晴らしかった!

速水の謎めいた部分が本筋の謎解きとリンクしながら
解かれて行く様がおもしろく、
彼の本当の目的を知ったとき、胸を熱くせずにはいられない。c0004181_23505545.jpg
ジェネラル・ルージュと名付けられた理由もびっくりだったし。
(これぞジョーカーと思った
↑あれとあれをかけてます)
まっ、堺ファンとしては、
初っぱなからのあの乱暴な言葉遣いに
速攻ドギューンされたわけですが(笑)
なんといっても倫理委員会での熱弁シーンはすごい迫力だった。
この映画の為にかなり減量したらしいけど、
そのヤツレた体とギラギラした若さのバランスもまた絶妙で、
ほんと、振り幅広い役者さんです。

あとは一言感想で。

クライマーズ・ハイ 80年代の地方新聞社の独特の世界、男達のぶつかり合いは迫力あり。堺さんリアルに記者っぽい。

クヒオ大佐 実在の詐欺師を描いた笑えないコメディ。つまらないけど、痛々しく切なく愛おしい登場人物達、だからこそ悪くは言いたくない映画。
しかし付け鼻とあのうさんくささ、とても堺さんとは思えない(笑)。

ラッシュ・ライフ 4つのオムニバスだけど、堺雅人演じる黒澤だけがよかった。
他は、、、せっかくの題材がもったいないことになってて残念。

ジャージの二人 なんかこう〜なんかこう〜いいんです(笑)。
堺さんはあまりにその場に馴染みすぎてて、父役の鮎川誠観てる方が面白かった。
疲れた時の清涼剤のような映画。

アフター・スクール オチがわかってみるのもなかなか面白く、冒頭の木村とあゆみ(堺雅人×常磐貴子)の夫婦シーンで、木村の思いを想像して、いきなりジーンとしてしまった。しかけがあっぱれ。


最後にゆるくてシュールな作品を。
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このへんなパンダの声、生瀬勝久さんなんです。
堺雅人×生瀬×ぱんだ、もう私にストライクなわけです。
でもわらってやろうじゃん!な姿勢で観ないで。
ほんと脱力するから(笑)。

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by la-panda | 2010-09-28 00:15 | 映画 | Comments(7)

南極料理人

今更ながら堺雅人に目覚めてしまったので(笑)、
彼目当てにいろいろ借りて観ておりますが、中でもおもしろかった一本。
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究極の単身赴任!
場所はペンギンどころかウイルスさえ生息できないという極寒の南極。
そこで任務を成し遂げる8人の南極観測隊員達を描いた人間ドラマ。
、、、というと、壮大な男達の感動大作みたいですが、
これがゆるいゆるいゆる〜〜いコメディで、
もうたっくさん笑わせてもらいました。

あえて過酷な仕事面の描写はさらっとスルー。
食事担当の西村の目線(実話)で描いた、
ドーム基地内での隊員の日常が中心なので、
特別ドラマチックな事は何も起こりません。
でも単身赴任の男達の悲哀、それが全て笑いに変換されてて、
くだらなくも暖かいエピソードが満載!
淡々と進むストーリーでありながら、
なんか楽しくて、いつまでも観ていたいなあと思わせてくれる映画でした。

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なんてったって、ドクター役の豊原功補
雪氷学者役の生瀬勝久が面白すぎ。
なにかと「西村く〜ん」って呼ぶシーンにはワクワクします。
ってか彼らはそこに立ってるだけでもう笑えるという。
その存在感、素敵だ。


堺さんはこの調理担当西村の役。
一日3食を、仕事とはいえ、
手を抜かず丁寧につくりあげる仕事ぶりを好演しておりました。
原作の西村さんとはイメージは違うとの事でしたが、
細やかな配慮とか、主張せず皆を見守る目線とか、
皆とはひとり違う空気を持っている堺さんらしい役。もう的役です!
料理のシーンも披露してましたが、いや〜なかなか様になってるじゃあないですか。
勝手気ままな男達に振り回され、
あのお得意の困ったような&途方に暮れたような笑顔も沢山披露♪
かっ、かわいいよ〜その笑顔にやられるんだよ、おいらは(笑)。
でも家では何もしないゴロゴロオヤジってのもお似合いでしたね。

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当然美味そうな料理達が見所の一つでもありますが、
これ、「カモメ食堂」とおなじフードスタイリストさんなんだとか。
なるほど、漂う空気感が似てます。

食事の際はだれも美味いともいわず、エサを食うかのように、
むさぼるように食べづつける男達。
だけど食事が唯一の楽しみなんだなあとすごく伝わってきます。
この食事の様も次第に変わって行くのですが(皆の格好とか適当になってく/笑)
ラストの食事シーンでは、
あれアドリブじゃないの?ってくらい皆さんの自然な会話が。
なんでもないシーンの様でいて、
ほんとの家族みたいになっていったと感じさせてくれる素敵なシーンでした。
皆で食卓を囲んで生活するってこういうことなんだよなあと。

からあげとラーメンのエピソードは泣けますね。
ラーメンの作り方をぼそっと、「あくまでも元素記号の話だけどな」とアドバイスする生瀬さんに惚れる理系の私なのでした。



もう一本堺さん目当てで借りて観た
「ゴールデンスランバー」にも触れておこうかな。
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伊坂作品の映画化といえば、「アヒルと鴨のコインロッカー」が傑作ですが、
これはそれには及ばずかな。
堺さん演じる、突然首相暗殺の容疑者にされてしまった平凡な主人公の逃走劇。
その理由や事件の背景はほとんど描かれず、
ひたすら逃げ続ける主人公とそれを影から手助けする友人達。
それなりにハラハラドキドキはするんだけど、ちょっと物足りない感が。
逃げてこそ、生きてこそってのもわかるけど、
やはりラストは何らかの爽快感が欲しいよなあと。
現代のちょっとしたファンタジーっていうスタンスは好きですけどね。
とはいってもゴールデンスランバーのBGMは反則です、かっこよすぎっての!

こうして益々堺雅人の魅力にはまっている今日この頃であります。
そういや彼ってTVブロスでの「好きな男」常連でしたよね。
ananじゃなくてブロスってとこが輝かしい経歴。
まあ、うちの女子高生の姪っこには キモイ!ムリ!って言われてましたが(笑)。
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by la-panda | 2010-09-18 20:08 | 映画 | Comments(8)
昨日は平日お休みいただいたので、久々に映画二本観賞〜♪
偶然にもこの二本の共通点は、タイトルにも書いた「得体の知れない物がビルの隙間から登場〜」でした(はい;強引です・笑)c0004181_143648.jpg
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一つはレンタル始まったばかりの「クローバーフィールド」
そしてもう一つは劇場にて「20世紀少年」でございます。

もともとは「ダークナイト」を見に行く予定だったのですが、
なんと夜の一回しか上映してないんだとか(怒)
まあでも20世紀少年は、かつて原作にはまった人間として、
どうやって映像化したのか興味はありました。
なんといってもキャストがはまりすぎだし!というか絵に似すぎだし!(笑)
なにげに唐沢君常磐ちゃんも好きだし。
それに関してはなにも言うことはないのですが、、、やはり物足りなかった。。。
ラストの描き方へのつっこみもそうだけど、
堤監督(トリック大好き!)の、原作に忠実に、カット割りまでそっくりにしたというこだわりが、
逆に淡々とストーリーを追って見せられてる感じをうけてしまったような。
もう少しこう〜人間ドラマとして熱いものが欲しいぞ!ってな感想です。
ラストの対決までの準備とか、仲間の信頼が厚くなって行く様子とか、、、まあこの上映時間ではとても無理かも知れませんが。c0004181_151599.jpg
そうはいっても3部作、最後まで見届けたいとは思ってまーす。
そうそうT-REX大音量で聴けてスカッとした〜。
→あっ、あとこの子供達の写真が好き。

しかし改めて浦沢さんの原作漫画観ると、次回へ続く〜のもったいぶりかたとか、
コマわりとか、絵に迫力あるなあって思います。
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先日ちょうどMONSTERの完全版を全部揃えたところなんですが、
もうラストのぞぞぞっ〜ってな終わり方、へたなホラーサスペンスより怖いですぞ。




さて期待以上に面白かったのが、「クローバーフィールド」
突然振動が起きる、何かが飛んでくる、ビルが壊れる、
そして現れる得体の知れない物、、、その現場にたまたまいあわせた人が、
ホームビデオを回して撮り続けた映像をただただこちらはずっと観てるってな映画なんですが、
一つの視点にこだわったアイデアは、パニック物として迫力ありましたねえ。
何もわからないまま終わってしまうってものリアルだし、
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なんといっても自由の女神の頭が落ちてくるときのインパクト度は最高!
高層ビルが崩れるのなんて、もろ9.11で胸が締め付けられたり、、、
とにかく、なすすべがないときの人の無力さを感じて怖かったです。
ああ、でもクラクラするほどの手ブレ映像かなりきつかった〜。

私は昔の怪獣映画とかウルトラマンとか結構好きなんですが、
かつては建物よりもずっとでかかった存在だったのが、
現代では建物の方がデカイので、ビルの隙間から現れドカン!なんだあって、視覚的な違いを今更ながら感じました。

ウチの子はほんとに怪獣が大好きなんで、あまりに現実的なコレ見せたら彼の夢を壊しそうですな;(笑)。
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by la-panda | 2008-09-09 01:52 | 映画 | Comments(12)

黒い十人の女

c0004181_22245464.jpg市川崑監督作品は語るほど観てはいないのですが、
私にとっての市川崑というと、
やはり金田一耕介シリーズ!
まだ小学生の頃でしたが、犬神家の一族、悪魔の手毬唄他、、、
おどろおどろしい内容なのに、怖いとは思わず独特の映像美にゾクゾクしたものです。
犬神家の一族がずらりと並んだシーンなんて、絵になりすぎだもんなあ。

そんなスタイリッシュな映像の原点といわれているのが
この「黒い十人の女」と聞いていたので、
監督の訃報きいて、思い出したようにレンタルしてきました。


TVプロデューサーの風は結婚しているにもかかわらず、次から次へと愛人をつくっていた。そんな風に愛想を尽かしながらも別れられない本妻と9人の愛人達。
いつしか彼女達の間で、いっそ風を殺してしまおうという話がもちあがり、、、。


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冒頭の女達が次々と出てきて一列になって尾行を始めるシーン、
砂場で男を取り囲むシーン、
殺害を実行しようとするシーン、、、
そんな女達が集うシーンは、
立ち位置まで全て計算されたような構図で、とにかくかっこよかった。

あと白黒のコントラストが強いのも特徴的で、c0004181_1903985.jpg
女優達の妖しい美しさを浮き出させていてうっとり、、、
山本富士子、岸恵子なんて美しすぎですから!
役柄としてはいたって普通の女達なんだけど、皆の女優オーラを感じてひきこまれていったとも言えるかも。
リメイク版は観ていないのですが、今の女優では想像が付かないです。

ストーリーはというと、スリリングなサスペンスというよりはシュールなブラックコメディといった感じ。
幽霊が出てきたり、今じゃ聞かないような台詞の言い回しが独特で、
脚本にも粋さを感じます。
しかしこの終わり方、男の人にはある意味怖いかも〜。

そんな自業自得の風役、船越英二
二枚目顔プレイボーイだけど嫌みがなくて、出来る男とダメ男の両方のセンスを持ち合わせたなんだか憎めないキャラ、はまってましたね〜。
(そうそう、息子の船越栄一郎って、喋り方や物腰が父親そっくりなんだなあと変なところに感心しちゃいました・笑)。


余談ですが、三谷幸喜の新作映画「ザ・マジックアワー」に市川監督が出演してるそうです。(貴重ですね)
劇中映画の監督役のようですが、その題名が「黒い101人の女」なんですって。
それはそれで楽しみ〜。

監督:市川崑
脚本:和田夏十
キャスト:船越英二、山本富士子、岸恵子、宮城まり子、中村玉緒、岸田今日子
製作年:1961年(日)
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by la-panda | 2008-03-08 19:21 | 映画 | Comments(9)

「一緒に本屋を襲わないか?」
この台詞に妙に惹かれて観た映画です。
あえて万引きじゃなくて、襲うなんて(笑)。

ご存じ人気ミステリー作家、伊坂幸太朗
『アヒルと鴨のコインロッカー』の同名映画化作品なんですが、
これが期待通りの面白さ!
この映画にはあるトリックが隠されているのですが、
このトリックが原作ではどのように表現されていたのかを味わいたくて、
文庫本まで買ってしまいました。

大学進学で仙台のアパートに引っ越してきた椎名
ボブ・ディランを口ずさみながら片付けをしていると、隣に住む長身の男河崎が声をかけてきた。
「一緒に本屋を襲わないか?」
断りつつも結局モデルガン片手に本屋の裏口に立つことになる椎名だったが、、、。


本屋を襲ってまで手に入れたいのはなんと広辞苑
最近彼女がいなくなって寂しい思いをしているという留学生のブータン人に広辞苑を贈るためだという。
断片的に河崎から語られるブータン人と彼女のストーリー
それと椎名が体験していく奇妙な出来事
どちらもどこか非現実的で滑稽で笑えるのですが、
だんだんと全体像が見えてくるとこれが思いもよらない方向へ、、、くぅ〜やられました。


原作の方はというと、椎名が語る現在と、
ブータン人の彼女琴美が語る二年前とが、
同時進行で描かれる形となっていて、
映画では描ききれてなかった登場人物たちの背景や心情を、
より深く味わうことが出来ました。
やっぱ原作の力は大きいなあと思ったのですが、
それでも映画はそれぞれのキャラクターの雰囲気をよく出していたなあと。
特に瑛太はナイス配役だったし、
個人的には原作知らずに映画を観れたのはラッキーだったと思います。

なによりボブ・ディラン「風に吹かれて」が実際に流れるのがいいんですよねえ。
これお話の中で非常に重要なアイテムなので何度も流れるのですが、
前半と後半では全然違うトーンで聞こえてくるというマジック!
10回歌いながら本屋を襲うシーン、特に終盤はグッと来ましたね〜。
おかしくもちょっと残酷で、全体的に切ないストーリー。
なるべく前情報無しに観ることをオススメします。

そうだ、見終わった後ボブ・ディランを何度も口ずさむ注意報出しておきますね(笑)。

監督・脚本:中村義洋
脚本:鈴木謙一
原作:伊坂幸太朗
キャスト:瑛太、濱田岳、関めぐみ、松田龍平、大塚寧々、眞島秀和
製作年:2006年
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by la-panda | 2008-02-26 22:36 | 映画 | Comments(16)

キサラギ

c0004181_16564743.jpg密室劇好きなので公開時から気になっていた映画、ついにレンタルにて観賞できました。

自殺したアイドル如月ミキの一周忌にファンサイトで知り合った5人の男が集まった。
思い出話で盛り上がるうちに誰かが
「彼女は自殺じゃない」と切り出して、、、


出演者全員が喪服で一室に集合してるってのが怪しくていいですよね。
ハンドルネームで呼び合ってそれぞれの正体は解らない。
比べるものでもないけど、大好きな「レザボア・ドッグス」思い浮かべちゃいましたよ(意識してる?)。
でもこれサスペンスでありながらお馬鹿映画でもあるところがgoodなんです。

今をときめく小栗旬(←オタクにしてはやっぱりさわやかに見えてしまうが・笑)、
ハンドルネームがオダユウジ(笑)のユースケサンタマリア
「のだめ」でチャーミングだった小出くんに、ドランクドラゴンの塚地くん
そして怪しさと存在感がずば抜けててさすがだった香川照之さんの5人による、
会話のみでラストまで持って行くのですが、
とにかく真相については次々と意外な方向へ展開していくのであっという間の2時間。
多少強引な展開もコメディー要素が強いから気にならず。
逆に気持ちが良かったくらいでしたね。

ファンとして情報を多く持ってたり、アイドルとの接点がすこしでもあったりすることに優越感をもったりとか、そういう会話のやりとりも滑稽ながらもわかるわかるな〜って感じで微笑ましくて笑わせてくれました。

c0004181_16571570.jpg
なんといってもこの映画の魅力はただの推理ものに終わらず、最後には如月ミキとファンのつながりに愛を感じされてくれた事が大きいと思います。
オタクって気持ち悪がられるけど、やっぱそこには愛があるんだよなあとなんだかいい後味をのこしてくれたんですよね〜
あんまりいうとネタバレになっちゃうのでここまでで!

あっでも一つだけ。宍戸錠がくどかった、、、(笑)。

監督:佐藤祐市
脚本:古沢良太
キャスト:小栗旬、ユースケ・サンタマリア、小出恵介、塚地武雅、香川照之
製作年:2007年(日)
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by la-panda | 2008-01-14 17:39 | 映画 | Comments(14)