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只今pandaに乗れない生活中


by la-panda
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ウクライナ民話「てぶくろ」(絵本)

今週も雪が少し積もり、明日もまだちらつくようですが、それでも暖かくなりました。
今日なんかは春風強くて寒かったって感じで。春なんですねえ。

この絵本は冬時期の読み物なので、ちょっと時期がずれてるのですが、ぽかぽか陽気になる前に(笑;)、お気に入りのこの本のこと書いておこうと思います。

雪降る森で、おじいさんがてぶくろを片方おとしていきます。そこにねずみが、カエルが、最後はくままでやってきて、てぶくろにはいって暮らすというお話。
そう、そんなに入れるわけないのですが、どうやってはいったのかなあ?と想像するのが楽しく、皆で寄り集まって寒さをしのぐ様子はなんとも暖かいのです。
動物の表情、ロシアの民族衣装なんかも楽しめて、絵がとっても素敵です。
あと台詞は同じ繰り返しなので、リズムがあります。
「だれ、てぶくろに すんでいるのは?」
「くいしんぼうねずみ。あなたは?」
「ぴょんぴょんがえるよ。わたしも いれて」
「どうぞ」


ウクライナ民話「てぶくろ」(絵本)_c0004181_1646418.jpg私がいちばん気に入ってるのがこのページ。
もう無理だと言っているのに、
「いや、どうしても はいってみせる」
と何故かむきになってるイノシシがおかしくって、ツボでした〜。

ラストで皆が一斉に逃げるところの絵はなくて、てぶくろがぽつんと一つ。
ほんとにはいっていたのかなあ?なんて思いつつ、祭りの後の余韻をのこす感じがよかったです。

幼稚園の劇遊びとしてよく使われるお話らしいですが、うちの息子も、この前の発表会でこの劇を観せてくれました。
年少組だけに、なかなか進行しない劇でしたが(笑)、皆のうれしそうにやる顔がとってもかわいかったです。
うちの子は本には出てこない、ライオンの役。恥ずかしがってのそのそと歩く、迫力のないライオンさん。てぶくろにはいれてよかったね。

練習しただけ、台詞が頭に入ってるらしく、息子は絵本買う前から、家でもよくこの本のお話を聞かせてくれました。親としてはそれがなによりうれしかったのでした。

絵:エウゲーニー・M・ラチョフ
訳:うちだ りさこ


by la-panda | 2005-03-18 01:30 |