只今pandaに乗れない生活中


by la-panda
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

「インファナル・アフェア 無間序曲」

c0004181_10181292.jpgというわけで、パート2観ました。いや〜面白かったです。
一作目から10年前にさかのぼり、ヤンがマフィアに、ラウが警察にそれぞれスパイとして送り込まれる背景が描かれるのですが、
これ、前作で結末がわかっている上での後づけストーリーであるにもかかわらず、しっかり一本の映画として成立しているんです。
前作の緊張感やスリリングさは減るものの、男臭い人間群像劇、マフィアファミリーの結束の強さを描く所等は、香港版ゴッドファーザーといった感じで、
こういう世界が好きな人は前作より好きかもしれません。
(以下ネタばれしてないつもり、、、です)

若きヤンとラウは若手が演じているので、トニー・レオン、アンディ・ラウの2大俳優が出てこないのが、寂しいところですが、
今作の主人公は、前作で対立したウォン警部(アンソニー・ウォン)とマフィアのボスサム(エリック・ツアン)と言えるでしょう。彼等の関係も描かれ、二人の新たな一面を観る事が出来ます。
冒頭のウォンとサムのやり取りするシーンが渋くて好きだなあ。
そして今回エリック・ツアンの演技が素晴らしいです。
サムの劇中7年間の変貌ぶりは見物で、ラストあたりで写真をみながら涙をみせるシーンのなんと重みのあることか。

で、ヤンとラウですが、前作感じた「なぜあそこまでスパイとしてやれるのか?」の疑問はこのパート2で理解できます。ヤンの生い立ちには驚きましたが、
常に「善人でありたい」という気持ちの強さはより伝わり、彼が警官の誇りをもって敬礼するシーンには熱くなりました。
ラウの苦しみや行動も、なるほどと納得できる面もあるのですが、やはり彼はしたたかで危険な人物にしか見えなかったなあ。

まあこの映画の登場人物は皆、なにかしら悪に身を投じているわけだけど、
中でも圧倒的存在感をみせた、知的で冷酷なマフィアのドン、ハウ(フランシス・ン)や、一途な愛を貫くサムの妻マリー(カリーナ・ラウ)らには、そこに説得力あるドラマがあるため、(演技力も助けて)キャラクターとしてとても輝いていましたね。

今回ヤンとラウの若い頃のシャープさを出すために、若手起用は正解だったと思いますが、正直この役者さんには少し物足りなさが残ったのが残念。
出来上がってるキャラクターの雰囲気を作るのは大変だったでしょうけど、
改めて、トニー・レオン&アンディ・ラウの演技力の素晴らしさを実感させられました〜。

これ観た後、一作目を観たらまたより深みが増すだろうなあ。
もちろんここまで思い入れたら、今公開中のパート3もはやく観たい〜!
3作目がまずまずの出来ならば、素晴らしい3部作の出来上がりですね。
さてどうなんでしょう?楽しみです。

監督・撮影:アンドリュー・ラウ
監督・脚本:アラン・マック
脚本:フェリックス・チョン
製作年:2003年(香)
[PR]
by la-panda | 2005-04-19 23:00 | 映画