THE WHITE STRIPES 「GET BEHIND ME SATAN」
2006年 01月 13日
[1/17、ライブ映像を観た感想追加しました]
今年の初CDゲットはこれ。
各雑誌や、多くのブログで昨年のベスト〜に選ばれてましたね。
まあそれとは関係なしに、私はこの二人のアーティスティックな雰囲気や、独特のキャラが好きでして、
前から欲しいなと思っていた一枚なんです。
前作『Elephant』もかっこよかったし。
(このアルバムがリリースされた頃ってすごい新譜ラッシュで、CD購入は月2枚までと決めている私にはとても買えなかった〜)
で感想なんですが、いや〜もう買って正解!いい!
正直前作よりも好きになりそうです。
2ピースバンドゆえのシンプルさ&ブルースロックを基調とする渋さは変わりないけど、
驚くことに前作で聴かせた激しいギター音はめっきり減り、
ほとんどの曲が、ドラム&ピアノ、木琴というシンプルな組み合わせ。
他にも使ってるのはアコギ、マンドリン、タンバリン等暖かい生楽器ばかりで、
さらに極力音を減らした作りに。
なのに、前作同様ダイナミックなライブ感が伝わってくるところがすごいっす。
特にピアノが力強く響いてテンポを刻むところが、もうかっこいい〜!(ピアノ大好きなんです)
そんなに好みではなかったジャックの声も、
ギターが無い分際だつからか、今回はファンキーな感じでノレました。
最近はダンサブルなロックを聴くことが多かったので、なんかこういうのがすごく新鮮でしたね。
私のお気に入りは2.THE NURSE(綺麗に木琴が響く中、テンポをずらして入るドラムとエレキのタイミングが絶妙)、
あと3.MY DOORBELL (軽快なメロディが楽しい)、6.THE DENIAL TWIST(PVもよかった)、10.TAKE,TAKE,TAKE(リズムの変化が楽しい)、14.I'M LONELY(ジャームッシュの映画のラストなんかに使いたい・笑)等々。
このアルバムもまた制作日数10日らしいですね。
彼らは計算したり、狙ってつくったりせず、天性の勘で音を鳴らしているってことでしょうか。
私は音楽には詳しくないけど、そのほとんどを手がけてるジャック・ホワイトが天才と呼ばれるのはわかる気がします。
ジャックの体調により来日延期になったらしいですが、このアルバムひっさげての木琴使ったステージ、どんなのか興味津々です。
ところで音楽好きには有名なのかもしれないけど、ジャックとメグって姉弟じゃなくて、その昔夫婦だったんですって!?
しらなかった〜。すごいな。思わずユーリズミックス思い出しちゃいました。
男女の仲を超越した音楽仲間、なんかちょっとうらやましい(笑)。
ちょうどこのホワイトストライプスの記事を書いた後、MTVライブセレクションで、
彼らのライブ映像を見ることが出来ました。
このアルバムリリース当日に行われた、ブラジル「Teatro Amazonas Opera House」で行なわれたライブです。大したこと書きませんが、ちょいと感想を。
ステージ中央には大きなマリンバ、右側にはピアノを設置。
メグのドラムは左手で横向きにおいてあったので、彼女の顔はよく見ることが出来ました。
メインのギターをかき鳴らしつつ、上記の楽器をいろいろ持ち替えて忙しそうなジャック。
いや〜器用な人だあ(笑)。
オープニングは早速Blue Orchidから。
他にも何曲かニューアルバムからの曲がありましたが、THE NURSEのマリンバのリフとジャックの歌のハーモニーが心地よかった〜。
さすがにマリンバとギターは一緒にできませんが、
メグのテンポをずらしたドラムの入り方等もすごくツボにはいりました。
ジャックの風貌はますます怪しい、、、ってかかなり太ってきましたね(笑)。
でもほんとに二人だけのステージなのに充実した音を聴かせてくれますね。
アンコールでは劇場外でスクリーンで観てる人たちの元へ行き一曲演奏というハプニングが!
音がよく聞き取れなかったけど、もう屋外は大興奮&大混乱でした(笑)。
やっぱ最高に格好良かったのはアンコールでやったSeven nathion army!かな。
観客もノリノリで最高に盛り上がってたけど、私はもうジャックのギター裁きが巧みすぎて、
口あんぐり。凄いわ〜。
メグ姉さんはほんとチャーミングな方ですね。
お決まりの?首をかしげたドラミングのポーズがかわいらしい〜。
とにかくカッコイイライブでした。彼らの奏でる独特な世界、一度生で観てみたいです。
by la-panda
| 2006-01-13 11:52
| 音楽