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只今pandaに乗れない生活中


by la-panda
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「ヴィレッジ・ヴァンガードで休日を」菊池敬一(新風舎文庫)


ヴィレッジ・ヴァンガードに遊びに行く人は、この本の山積みをきっと目にしたことがあるでしょう。
V.V.創業者菊池社長によるエッセイ本です。
8年前に出版されたものなんですが、いつのまにか文庫化されたんですね〜。
私も本屋で働き始めて一ヶ月、
取次、版元、返品、委託、、、という業界用語に???だったのも今や理解できるようになり、
本屋の裏事情なども知った上で、改めてこの本を読んてみたら、
結構笑え、、、いやいや勉強になりました〜。

菊池さんが立ち上げた名古屋植田本店の名付けエピソードに始まり、
2号店のEAST店→生活倉庫店→BAY店→PAPA店、、、と、
これらがオープンしていく課程やエピソードが多く書かれていたのですが、
近所にあった1号店から通いつめ、V.V.が次々開店していくのをリアルタイムで経験した私にとっては、もう〜懐かしい!の一言。
まるで共に歩んできたかのような気になりました(笑)。

もし立ち読みする機会があれば、店長昇格試験(仮想)のところだけでも、ちょっとやってみてください。
半分も正解すれば、大きな自身につながること間違いなしです(そうなのか!?)

本屋の店員としては本屋の明るいお悩み相談室が一番読みたい箇所だったのですが、まさに本屋に従事していてこそ笑える悩みネタの数々。
解答としては生協の白石さんほど面白いものではないですが(笑)、
成功しているからこその説得力があるというか、
とにかく菊池さんならではのユーモアに溢れています。

私がバイトしている店は、田舎にしては大きな書店で、
どうしても新刊を並べるのに追われ気味になるのですが、
本屋の実力は既刊本をどれだけ売るか?にかかっているのはどこも同じなんですよね。
新刊に頼らないV.V.のやり方、今後の売り場作りのヒントにできたらなあと思っています。
、、、と偉そうに言ってますが、今はガイダンスをうけながら、
バックヤードで返品やシュリンクなどをやる日々で、
自分が売り場に出るのはまだまだ先の話なんですけどね;
(果たして出られるのか?笑)


本屋がらみで、他にこういう本↓もゲットしました。


東京ブックストア&ブックカフェ案内 (交通新聞社)

こだわりのある素敵な本屋達にうっとりです。東京っていろいろあってうらやまし〜。
2年前の本なので、今はもっと個性ある本屋や大型書店も増えて競争も激しくなっていると思われますが、
皆無事生き残っているのかしら。どうなんでしょう?
「ヴィレッジ・ヴァンガードで休日を」菊池敬一(新風舎文庫)_c0004181_233129.jpg

そしておなじみBRUTUS
今月の特集は、ずばり本→
これもまた保存版ですね!


しかし本屋ってほんと力仕事だわ〜。
過去の職歴から立ち仕事、力仕事には自信があったつもりだけど、さすがに筋肉痛が、、、
体力おちたな〜と感じる今日この頃です(←30歳までが採用基準だったのに、なんとか入り込んだ37歳・笑)
by la-panda | 2006-06-11 03:02 |